途上国フィリピンの平均年齢と寿命


フィリピンの国民

フィリピン人の平均年齢は24歳

平均年齢とは0歳児から最高齢者まで国民の年齢をすべて足して人口の数で割った数字。
日本なら1億2,600万、フィリピンでしたら1億で割ります。

 

フィリピンの人口ピラミッドをご覧ください。

フィリピンの人口ピラミッド
幼児と子どもの数が一番多く、高齢者になるにつれて人口が減少しているきれいなピラミット型。

今後も労働人口が増え、東南アジアの途上国の中でフィリピンが一番経済成長が見込まれると言われています。

 

子どもが多いフィリピンの平均年齢は24歳。
ASEAN各国の中ではラオス、カンボジアに次ぐ若さです。

 

日本の人口ピラミッドもご覧ください。

日本の人口ピラミッド
フィリピンとの違いは一目瞭然。
日本人の平均年齢は46歳。

フィリピンにはなぜ子どもが多いのか

フィリピンに子どもが多い理由は宗教と貧困に関係します。

 

フィリピン国民の80%以上を占めるカトリックでは避妊と中絶が禁止されていますので15歳ぐらいで初子を出産し40歳近くまで数年に一度出産を続ける女性も珍しくありません。

 

統計はありませんが20歳代の女性の大半が子を持つ母親だと思います。

 

 

貧困層が多いフィリピンでは家庭の事情でたくさんの子どもを生むケースもあります。
子どもを労働力と考え低年齢のうちから親の仕事を手伝わせたり物売りなどの仕事をさせ家計を助けさせます。

 

食事代や育児費用は掛かりますが、将来的にたくさんの子どもが働いて家族を助けてくれればその方が得と考える貧困家庭には5~8人の子どもがいます。

フィリピンの子ども

平均寿命は子どもの死亡率に左右される

フィリピンの平均寿命は68歳。

日本人は女性が87歳、男性が81歳ですので日本よりも20歳近く低く、ASEANの中では4番目の低さ。

フィリピンに限らず発展途上国はなぜ平均寿命が低いのか。

 

平均寿命と聞くとなんとなくその年齢で死亡する人が多いのかな、と考える方が多いと思いますが実際には違います。

 

例えば生後間もなく亡くなってしまった赤ちゃんと、100歳で亡くなった人が同数いたら、その国の平均寿命は50歳になります。
50歳で亡くなった人がひとりもいなくても平均寿命だとそうなってしまいます。

 

フィリピンにも80歳、90歳のお年寄りはたくさんいますが、それでも平均寿命が若い理由は新生児での死亡率の高さにあります。

 

フィリピンでは生後一か月未満の新生児死亡率がなんと12%。
100人の赤ちゃんのうち、12人もの子が一か月以内に死亡しています。
日本は0.9%、100人に1人未満。

 

この死亡率の高さが平均寿命を押し下げているんです。

 

ではなぜ新生児の死亡率が高いのか。

・病院で出産せず自宅や路上で出産してしまう若い女性がいる。
・母親に出産や子育ての知識がなく正しい育児ができない。

・不衛生のため病気になりがちな子どもに薬を買い与える経済的な余裕がない。

 

赤ちゃんはもちろん子どもには正しい育児と十分な栄養が必要ですが、貧困層の家庭では知識も余裕もない現実。

 

役場や教会では母親に対する子育てや生計の無料セミナーを定期的に行っています。

 

 

国民の平均年齢
日本 46歳

フィリピン 24歳

 

平均寿命
日本 84歳

フィリピン 68歳

 

 

日本とフィリピンの国民構成の違い。
国民の年齢構成がこれだけ違うと、街の景色も日本とは大きく異なります。

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