海外ボランティア

海外ボランティアの費用は募集している団体と訪問先の国で決まる。

格安で海外ボランティアに参加するために、チェックしておくべき3つのポイントを紹介します。
意外と見落としがちな費用についても書いているので、最後までご覧いただければと思います。

海外ボランティアの費用はいくらが格安なのか

まず最初に、フィリピンで活動しているボランティア団体、グローリアセブの募集を例に、総額でいくら掛るか説明します。

・ボランティア参加費 一週間 59,000円 (宿泊費、現地での交通費含む)
・日本からフィリピンまでの航空券代 約60,000円(往復)
・現地での食事代 約10,000円
・海外保険代 約3,000円

合計 約132,000円

この中で費用に大きな差が出るのがボランティアの参加費。
そして、節約できるのが航空券代です。

募集先によって格安にも割高にもなる

はじめに調べておきたいのは募集している会社や団体がどのような性格なのか。

海外ボランティアの募集は
・旅行会社
・ボランティアエージェント
・NGOなどのボランティア団体
・大学のボランティアサークル
主にこの4つ。

例えばフィリピンでのボランティアに1週間程度参加した場合の参加費を比較すると

・大手旅行会社 14万円代
・ボランティアエージェント 7万円代
・ボランティア団体 5万円代
・大学のサークル 実費のみ
こんなにも差があります。

旅行会社のボランティアツアーは航空券、ホテル、食事代などすべてパッケージになっているため格安で参加したい人には不向き。
また、観光ツアーやパーティーなどがセットになっている場合も多く、滞在中のボランティアの活動時間も限られます。

オプショナルツアーや、パッケージに含まれていない飲食、お買い物などでお金を使ってもらわないと儲からない仕組み。

海外ボランティアを扱うエージェントは現地のコストに自社の利益を上乗せして販売しているためこちらも参加費が割高に。

ボランティアエージェントとは海外のいくつもの国のボランティアプログラムを紹介している会社のこと。
最近では現地にボランティア団体を設立している会社も見受けられますが、問い合わせ先が日本のエージェントなのですぐに見分けがつきます。

格安で参加するなら海外で活動しているNGOなどボランティア団体の募集、または国際協力を研究している大学サークルが募集するプログラムがトータルでお得です。

海外を拠点にして活動している団体は、日本の会社と比べ無駄なコストが掛っていない分、安い費用で募集が可能。

また、海外での生活にある程度慣れている人やタフな人なら、大学の海外ボランティアサークルが募集しているプログラムが一番安いかもしれません。

但し現地での生活や活動はすべて自己責任。
宿泊場所や現地での移動は自分で手配する必要が。

海外ボランティア参加費の内訳にも注目

海外ボランティアの参加費には、旅行会社が催行する航空券や食事代までも含まれた海外旅行のようなパッケージツアーから、自分で往復航空券を買って参加するボランティアまで多様です。

参加費は宿泊費、ボランティア先への寄付金、現地コーディネーターの人件費などが主な内訳ですが、旅行会社やエージェントの場合、日本での会社運営費、人件費、広告宣伝費なども含まれてきます。

宿泊費や送迎費など最低限かかるお金は別として、支払う費用は極力現地の貧困層の支援のために役立ててもらいたいですよね。

費用の主な内訳は宿泊費、送迎などのコスト。
そして、ボランティア活動に充てられる寄付金です。

子どもたちに文房具を配ったり、食事を配給したり。
学校運営のための備品提供も含まれます。

現地で活動しているボランティア団体は収入が限られる。
ボランティアの参加費が充てられているのです。

ボランティアで行く発展途上国での食事代や交通費は日本と比較して半額以下なので、それほど気にする必要はありません。

格安航空会社LCCで行ける途上国を選ぶ

現地集合のボランティアの場合、航空券は自分で買い求め参加しますので、航空券代は少しでも格安で行ける国が良いですね。

東南アジアで海外ボランティア先の候補になる国は、ベトナム、カンボジア、インド、そしてフィリピン。
どの国も東南アジアの発展途上国ですが、初めて海外ボランティアに参加するなら航空券が最も格安で日本から一番近いフィリピンがお薦め。

日本からフィリピンへはフィリピン航空をはじめLCCのセブパシフィックが就航しています。
セブ島までは成田や関空から毎日直行便が。

特に航空券は早く予約するほど安い料金で買うことができます。

例えば日本からセブまでの航空券はLCC格安航空会社を利用すれば直行便でも往復3~4万円台で買えますが、出発日の一か月前になったり残席が少なくなると急に値上がりし10万円を超える場合も。
海外に行くことを決めたら航空券を早めに予約することが安く参加するコツです。

フィリピン航空

見落としがちな現地での交通費

宿泊場所からボランティアの活動先まで、毎日どうやって行くのか。
参加前は見逃しがちですが、この費用もバカになりません。

タクシーを使えば往復で数千円と言うことも。
安全性と費用を考えたら、毎日ボランティア先まで送迎してくれるプログラムを選びたいもの。

費用が高い大手旅行会社のボランティアツアーなら毎日ホテルから送迎してくれますが、多くは宿泊場所から活動先まで自費で行かなければならない。

参加前はほとんど気にすることのない現地での交通費も要チェックです。

トライシクル

グループ参加のプログラムの方が格安

夏休みや春休みは多くの団体がグループ参加のプログラムを募集します。
出発日や帰国日は指定されますが、グループ参加のボランティアは参加者がひとりのプログラムよりも格安。

グループ参加とは現地で活動を一緒に行う仲間がいるプログラムで、自分が何人もの友達を誘って参加すると言う意味ではありません。
ひとりでの申込ももちろんok

海外で知り合ったボランティア仲間とグループで活動することで新しい友達ができ、仲間から刺激を受け自分の視野も大きく広がります。

海外ボランティア

まとめ

海外ボランティアに少しでも安く参加するなら

・日本から比較的近く、航空券が安い国を選ぶ
・ボランティア団体または大学サークルが募集するプログラムを選ぶ
・グループで活動するプログラムを選ぶ
この3つ。

そして、ひとつ付け加えるなら、早く申し込むこと。
航空券は残席が少なくなるにつれ値上がりします。
また、早期割引を実施している団体も。

グローリアセブでも、春休みと夏休みのグループ参加プログラムでは、早期に申し込みをされた方は割引をしています。

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