大学生にもできる途上国への国際協力とは


大学生の国際協力

途上国への国際協力に興味のある大学生が増えてます

発展途上国の現実をテレビで観て、自分も国際協力に関わってみたい思っている大学生。
観光で海外に行ったとき現地の貧困の様子を目のあたりにして、大学で国際協力サークルをつくり途上国の貧困を研究したい。
将来国際協力の仕事に就きたい。

 

海外での国際協力活動に目を向ける大学生がとても増えています。
でも、どこから手を付けていいのか、途上国で求められている支援とは。

何が本当の国際協力になるのかを悩んでいる大学生も多いと思います。

 

 

途上国で求められている支援と大学生ができる国際協力について、海外で実際に活動しているNGO団体の視点から説明します。

大学生の国際協力

国際協力は政府開発援助と民間NGOが担っている

ODAと言う言葉を耳にしたことがあると思います。
Official Development Assistanceの略称で、日本政府がJAICAを通してお金や技術を途上国に提供している国際協力です。

道路やトンネル、湾岸など主にインフラ整備の協力を行っています。

 

大学生にはあまり関係ない、とは思わないでくださいね。
この国際協力のおかげで途上国の人々は日本に好意的で親日。
大学生の国際協力活動にも好影響をもたらしています。

 

 

もうひとつ見逃せないのが、途上国で平和や人権、環境、そして女性支援などを行っている民間のNGOやNPOの国際協力です。
NGOやNPOは現地の人と触れ合いながら海外で汗を流しています。
団体の活動資金は助成金や寄付金で賄われています。

途上国の貧困

途上国で本当に求められている国際協力

それは衣食住に関する協力です。
毎日の食事や生活に困っている貧困層は、まず人として生きていくための要件が整っていません。
衣食住と書きましたが貧困にとって大切な順番は食住衣。

 

食事は生きていくために最も大切な行為です。
ただ食べるものがあればいいと言う訳ではなく、特に子どもは栄養を摂ることが大切。
途上国の貧困層はお腹を満たすため炭水化物ばかり摂り、栄養のあるおかずまで十分に用意できません。
5センチほどの干魚や鶏肉をおかずにごはんを食べています。

 

栄養がなく炭水化物ばかり摂る貧困層の多くは糖尿病にかかり、また障害を持って生まれてくる子どももます。

途上国の貧困

路上での生活を余儀なくされる貧困層

住まいがあったとしてもスラムに作られたベニヤ板とトタン屋根でできた簡素な建物。
プライベートなどまったくありません。
路上やビルの軒下で家族ともども暮らしている人たちもいます。
もちろん電気や水道はありません。

 

貧困層は許可を得てその場所に暮らしているわけではないので、いつ追い出されるかわかりません。

深刻な健康問題

着るものは食事と住まいに次ぐ3番目の事項。服は親せき同士で使いまわしをしたり、古着屋から安く購入しています。
貧困層が着るものに無頓着な実情は履物を見ればわかります。
半数の子どもは裸足です。

 

 

食事、住まい、衣服の次に来るのが教育と健康ですが貧困層にとってそれらにまでお金は回りません。

 

不衛生な生活を強いられている貧困暮らしにとって健康衛生は重要ですが、健康衛生に関する知識がなく栄養も摂れないために病気に掛かる子どもがとても多く、また薬を買うお金がありません。

 

途上国の国民の平均寿命が短い理由は子どもの死亡率が高いためです。

 

 

日本を含む海外の医療団体やNGOも貧困層の健康問題に着目し、治療や薬の支援を行っていますが残念ながら一過性の支援が多く解決にはつながっていません。

 
海外の貧困国の生活環境や健康について学んでいる国際協力に関心の高い大学生も多いと思います。
環境や健康衛生は大切な人権ですので、今後はこの分野も重要な国際協力になるでしょう。

途上国の貧困

国際協力をしたい大学生にできること

大学生ができる国際協力は主に3つ。
・学用品や生活用品などの物品寄付
・貧困層が継続的な収入を得ることのできる事業開発
・貧困を根本から解決する教育支援

 

 

どんな寄付をどのように送れば良いのか。
あなたの身の回りにある文房具やお友だちに声をかけ文具や古着を集め、途上国の子どもたちに送ってください。
鉛筆や消しゴム、クレヨン、マジックの筆記具からノートなど、使いかけでもでもかまいません。
文具を受け取った子どもたちは勉強をする意欲が沸きます。

 

途上国では紙はとっても貴重品です。
何も書かれていない白い紙を持っている子どもは稀で、ノートやメモ帳は誰もが持てるものではありません。
途上国の学校は教科書も使いまわし、学年が終われば次の世代に教科書を渡します。

もちろん鉛筆やボールペンなどの文具も貴重品です。

 

 

古着の寄付
大学生の場合だと子ども用の服は持っていないので、例えば近隣の幼稚園や保育園と協力して古着を集めることも可能です。

 

途上国の多くは常夏ですので必要な服は夏物です。
赤ちゃん用から15歳ぐらいまでの衣服の需要が高いです。

 

 

送り先は途上国で国際協力活動をしている日本のNGOがベター。
ホームページなどで探し問い合わせてみてください。
送付手段は郵便局の国際郵便を利用します。

 

NGOグローリアセブでも受け付けていますのでご希望の方はお問い合わせください。

途上国の貧困

収入を得る事業開発協力

貧困層に仕事をを提供し継続的な収入に結び付けてもらう活動です。海外ではライブリフッドと呼ばれています。
例えば貧困の母親にフェアトレード商品の作り方を教え日本で販売し、売上げを還元する国際協力です。
商品は学園祭やネットを利用して販売するのも良いでしょう。

 

アクセサリーやリサイクルバッグなどは比較的誰にでも作れるフェアトレード商品です。
製造の管理、材料の調達、発送業務などは現地に責任者を置き任せます。

 

 

貧困層は日銭、つまり一過性の収入を考えがちですが継続的な収入の方が大切。
フェアトレードやモノづくりに興味のある大学生はチャレンジしてみてはどうでしょう。

途上国の貧困

求められている貧困国での教育支援

子どもは誰もが無限の可能性を持って生まれてくるはずですが、生まれた国によってその可能性の範囲は異なります。
日本などの先進国の子どもは自分が頑張れば夢や希望が叶えられます。
でも、途上国に生まれた子どもは頑張っても将来の可能性は限られてしまいます。

 

勉強をしたくても周りに教えてくれる人がいません。
紙も鉛筆もありません。
お金が無ければ学校に通えません。

 

 

実は子どもは遊ぶのと同じぐらい勉強して何かを知ることが好きなんです。
でも、貧困国の子どもはそれが叶わず、大人になっても貧困から抜け出せません。

 

貧困が理由で勉強できない子どもへ教育を提供するのも大切な国際協力です。
教育と言っても英語や算数を本格的に教えるのではなく情操教育にかかわる協力です。
日本の歌や日本語を教えたり、工作やお絵描きを子どもたちと一緒にしたり、遊んであげるだけでも子どもの情操を育む立派な教育支援になります。

 

 

子どもたちは色々な知識を得たいと思っています。
外国人と触れ合うことで刺激を受け、平凡な毎日の生活ではわからなかった世界を知り希望が持てるようになります。

途上国の貧困

まずは途上国の現状を知ろう

大学生が出来る国際協力はインフラ整備など他にもありますが、まずは途上国の現実を知るのが重要。

あなたに1週間の時間があれば、実際に途上国での海外ボランティアに参加し、貧困の現実を肌で感じてください。

ネットや大学の講義だけでは事実はわかりません。

 

個人旅行やパッケージツアーでは途上国の現実は見れませんし貧困層とも触れ合えませんので、現地のNGOが募集しているボランティアに参加して見るのが良いでしょう。

 

NGOグローリアセブが募集している大学生のための短期海外ボランティアもそのひとつ。

 

貧困社会を自分の目で見れば、自分がやってみたい国際協力が見つかるはずです。

 

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