オリエンテーション

ボランティアの説明会で聞く貴重な情報

途上国の貧困問題に興味を持ち海外でのボランティアに参加する大学生が増えています。

現地に行き自分の目や耳で現実を知ることは座学やネットで得る情報の何百倍もの価値がありますが、さらに参加の意義を高めてくれるのが現地での説明会。

ボランティア活動に入る前にその国の社会のしくみや文化、貧困の現状と課題の説明をしっかり聞いておくと活動への理解と興味が深まります。

フィリピン セブのボランティア団体 グローリセブがボランティア参加者に対して、現地で説明している内容の一部をご紹介します。

事前の知識がボランティアの意義を高める

セブに到着した翌日は説明会からはじまります。
海外ボランティアの場合、日本国内で事前に説明会を行うエージェントもありますが、それはプログラムの宣伝を聞きに行くようなもの。

参加者全員が集まる現地でのオリエンテーションは、ボランティア活動に入る前に、現地の様子や貧困の背景について詳しく知ってもらうことを目的としています。

グローリアセブが、初日のオリエンテーションで説明する内容はこの5つ。
 
・なぜフィリピンには貧困が多いのか
・スラムに住んでいる人たちはどんな背景を持っているのか
・貧困層の住まい、仕事、収入は
・貧困層の悩みと将来の夢
・学校に行っていない子どもの理由

具体例や数字なとを挙げて、詳しく説明しています。

貧困社会について事前説明を受けてから活動地に行けば、見ておくべき点や現地の人に聞いてみたいことが明確になります。

セブのボランティア

毎日の振り返りでボランティア仲間と意見交換

日々の活動が終わったら宿舎で今日の活動の振り返りを行います。

今日の経験の感想や疑問点をひとりずつ発表する振り返りでは他のボランティア仲間の意見も聞けるので自分の考えの幅が広がります。

同じ目的を持ち参加した仲間でも、見る視点が違ったり異なる考えを持っていたり。

例えばある貧困層の母親にインタビューをしたとします。
その母親は「困っていることは特にない」と答えました。

それを聞いた参加者の中には、では支援は必要としていないのか、と考える人もいれば、大きな望みはできないから最低限今の生活が続けばそれで我慢する、と捉える人もいます。

ボランティア仲間と意見交換する振り返りは、オリエンテーションと併せて大切な活動です。

説明はすべて日本語で

ボランティア活動を通してフィリピンの貧困社会と自分たちの暮らしを見比べ、自分の毎日の生活を見つめ直したり、またこれから自分にもできる国際支援を考えてもらいます。

そのためには途上国の現実を良く理解してもらうことが大切。

英語での説明が多くて良くわからなかった
聞きたいことが聞けなかった
現地の人たちと交流できなかった

こんな不満がないよう、グローリアセブのボランティアはオリエンテーションから毎日の活動、そして振り返りまで日本人スタッフが日本語で説明しています。

折角の海外ボランティア。
参加前の事前下調べ、現地でのオリエンテーション、そして仲間との交流を通して一生記憶に残るような素晴らしい経験をしてください。

 
 
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