セブ島の子ども
フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

秀一  関西学院大学3年

 

セブに来てからの一週間、毎日が充実していてとても楽しいボランティアでした。

 

フィリピンに着くまでは、現地の人たちとうまく馴染めるかなとか色々と不安の方が大きかったのですけども、そんなことも忘れるぐらい、子どもたちと遊んだり、その地域の方々の笑顔を見ることができたので、素敵な一週間を過ごすことができました。

 

 

1日目に訪れた山岳地域のスラムでは、最初車を降りるまでは少し緊張していたのですが、降りた時に最初に見えた光景が子どもたちが笑顔で手を振ってくれていたので、その瞬間に緊張が一気にほぐれました。
 
 
その後、子どもたちがダンスを見せてくれてとても可愛かったし、妖怪ウォッチの「ようかい体操第一」を踊ってみせてくれて日本のアニメの歌がフィリピンのセブにも知られていると知って驚いたし、その歌で子どもたちが笑顔で踊ってくれていたので、日本のことが少し誇らしかったです。

 

 

そして、その周辺を見てまわっている時に、手を振って「Hello!」と挨拶をすると、子どもだけでなく何か用事をしている大人たちもこっちを見て、挨拶を返してくれて、現地の方々の優しさに触れることができました。

 
 
見てまわるのが終わる少し前くらいに、子どもたち同士で喧嘩が始まりそうになっていて、そこに居合わせた15歳くらいの青年たちや大人たちが喧嘩の仲裁に入って止めている場面を見て、子どもたちが喧嘩しても周りの大人や少し大きい子どもたちがちゃんと止めて、その地域のコミュニティの秩序やルールというものを守っているのだと知りました。
 
 
事前の情報で山岳地域の人々は、海辺などから強制移住させられた人たちと聞いていたので、移住やその現状に対して不満を持っているのかなと思っていたのですが、そんなことも感じられない程、ほとんどの方々が笑顔で過ごしていたのでとても素敵な心を持っているのだなと感じました。
 
 
海辺のスラムの方々や2日目に訪れた墓地のスラムの方々にも、そういった感じの雰囲気は見られなくて、むしろ幸せそうに見える人々の方が多い気がしました。

 

 

家庭訪問の時に尋ねた「現状に不満はありますか」という質問に対して、僕が尋ねた全員が「No」と答え、その理由のほとんどが「家族と一緒にいられるから」という理由で、日本で小さなことに不満を持っていた自分が恥ずかしく感じました。

 

 

フィリピンのスラムの現地の人の価値観というものに触れて、もっと自分の周りの人を大切にしていこうと、自分の価値観も改めさせられたような気がします。
 
 
この感想文に書ききれないほどの、現地の子どもと触れ合ったり、現地の人の話を聞くという素晴らしい体験が詰まった、そんな一週間のセブ島ボランティアでした。

 

2017年9月7日~9月14日
 
 
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