フィリピン ソーシャルボランティア体験談

瑞希 21歳 大学生

 

学校で南北問題について学び、その中でフィリピンの貧困問題について興味がわき、実際に自分の目で見てみたいと思って今回のボランティアに参加しました。

 

貧困地域では子どもが学校に行けず、働かなくてはならないことだけが授業でピックアップされていたので、実際は学校にいっている子がほとんどだということに驚きました。

 

したがって子どもたちは洋服や食べ物の他に学校で使うものも必要になってくるので少し情報が違うだけで、支援の幅もせまくなってしまうことを知りました。

 


山の集落では、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、木でできた竹馬で遊ぶ子どもたちがいました。

日本の子どもたちはスマホやゲーム機で遊べるのに、フィリピンの貧しい子どもたちはできない、かわいそうだなんて思ったが、外で元気いっぱいに遊んでいる子どもたちを見て貧困なことがかわいそうだと考えるのはおかしいのではないかと思うようになりました。

 

 

日本の子どもたちがスマホやゲーム機で遊んでいる時間、フィリピンの貧困の子どもたちは、友人とスポーツをすることによってコミュニケーション能力をつけ、自分の才能を見つけ、伸ばすことができ、健康に暮らすことができます。

 

高価な遊び道具なんてなくたって子どもたちは楽しむことができるし、遊んでいる時の子どもたちの笑顔は貧困であることを忘れるくらい幸せそうなものでした。

 

 

ゴミ山で暮らす子どもたちにごはんを配るアクティビティでは、13歳の女の子に「こんなおいしいご飯を持ってきてくれてありがとう」と言われました。

自分がそのご飯を作ったわけではないが、その言葉が本当に嬉しかったです。

 

 

たった1週間しか活動していないのに少しでも力になれたと実感し、もっと自分にできることはないかとこれからのボランティア活動を考えるようになりました。

 

 

他にもいろんな事で学び、考えさせられたりしたけれど、それも全部このフィリピンのソーシャルボランティアに参加し、自分の目で見て、自分の耳で聞いたからだと思います。

 

興味のある方も、全くない方も、たくさんの方に参加して知ってほしいなと思いました。

 

2016年2月18日~24日