フィリピン人

途上国の人はなぜ日本人よりも幸せなのか

フィリピンのボランティアに参加すると、こんな場所に人間が住めるのかと思うスラム街を訪問します。
朽ちた住まい、不衛生な生活環境、粗末な食べ物。

でもなぜか人々は笑顔で幸せそうに生きている。
途上国に来た日本人が最も考えさせられる光景です。

貧困でも笑顔で幸せに生きている人と、恵まれた暮らしをしている日本人の幸せへの価値観について考えます。

本当は世界一幸せな日本

みなさんは意識しないかもしれませんが、世界的に見て幸せな環境は安全性、国民の寿命、そして教育水準で評価されます。

犯罪が少なく、長寿で、誰もが教育を受けられる環境が整っていれば国としての幸せの要件はほぼ満たします。
世界210の国と地域でこの3項目の日本順位はなんと4位、1位、4位。
こんな国は他にありません。

日本は世界一幸せの環境が整っている国なんです。

でも実際は幸福を感じて生きている人はとても少ないでしょう。
いつもなにかに不満を持ったり窮屈を感じながら毎日を生きている。
それは自分の考え方や価値観に起因しています。

人生を楽しむために生きる

途上国の貧困の人たちは良い意味で気楽な暮らしをしています。
最低限の収入と住まいがあればそれ以上は望まず、人生を楽しむことだけを考えている。

家族と一緒にいる時間を大切にし、友だちとの会話を楽しみ、娯楽は歌を歌ったりスポーツをしたり。

気兼ねも執着心なく自由に生きています。
他人と自分を比較して考えたりはしません。
先のことは考えず些細でもいまの楽しみを大切にしています。

お金は持っていませんが家族と過ごす、友だちとのおしゃべり、歌を歌うと言った楽しみにお金は掛かりません。
自分たちのできる範囲で人生を楽しみ幸せに暮らしています。

途上国のボランティアで貧困でも笑顔な人を見て驚くのは、先進国と貧困国の幸せの価値観の違い。

日本人が幸せを感じない理由

今自分が幸せであることは自覚せずに、無意識のうちに他人と比較しながら高望みをしている人はいませんか。

いつも何かに急いでいたり追われている気分になっていて、ゆっくりと自分を振り返る時間を持っていない。
今よりも先のことに考えを巡らせ、今の時間を大切にしていない。

幸せは自分の気持ちと価値観で決まります。
途上国の人たちは人と比較したり、急いだり、先のことは考えずいまの自分にできる楽しみを大切にして生きている。

幸せはひとつひとつの積み重ね。
例え今日が幸せでも明日も幸せとは限りませんから目の前の小さな幸せを大切にしてください。

今までは何も感じていなかった当たり前の出来事でも、考え方や見方をちょっと変えるだけで感動や感謝の気持ちが生まれるはずです。

途上国の幸せ

価値観を変えて幸せに生きる

自分に刺激をあたえるには、読書をしたり映画を観たり、新しい友人をつくるのも良いでしょう。

自分の考えはと異なる意見や知らなかった情報を得ることで新しい価値観が生まれ、何気ない毎日も今までとは違った見方ができるようになります。

大学に通えている
毎月収入がある
家族と暮らしている

これらが当たり前ではなく感謝と幸せの気持ちが生まれるはず。

思い切って海外の途上国に出かけ現地の人たちと交流しながらボランティアをしてみるのも良い方法です。
貧困でも笑顔で幸せに生きている人たちからあなたは大きな刺激を受けるでしょう。

グローリアセブではフィリピンの人たちと交流しながら貧困の現実を知るセブ島ソーシャルボランティアを募集しています。

春休みや夏休みの1週間で参加できる短期の海外ボランティアですので忙しい大学生、社会人でも参加できます。

途上国の現実を知れば、本当の幸せについて考えさせられるでしょう。

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