フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

なな 関西学院大学
 
元々、海外ボランティアだけに限らずボランティア全般に興味を抱いていた私がグローリアセブに申し込みをしたきっかけは、高校時代に人権講演会で聞いた海外ボランティアのお話でした。
 
 
彼は海外で水を得るのが困難な地域に井戸を設営しその地域の人々を支援する活動を行なっていました。
 
 
 
ボランティア活動の場がセブだとネットで見たときは、正直観光地としてのイメージしかありませんでした。
 
しかし海が綺麗で観光地として知られているセブはほんの一部でそれ以外は貧しい暮らしを送っているのだと、最初の斉藤さんのお話を聞いたり実際に自分の目で見て驚きました。
 
 
町のスラムへ出向いたときは、大通りでは車やバイクがたくさん行き交い、店も立ち並んでいるのに一本道を入ると全然違う暮らしぶりが広がっていました。
 
最低限の生活環境は整っているものの、ゴミは道端にそのまま捨てられハエがたかり悪臭も感じられました。
 
 
特に私が衝撃を受けたのはゴミ山でした。
 
一面ゴミに囲まれた環境で本当にこんな場所に人が住んでいるのかと驚きました。
 
 
このような劣悪な生活環境にも関わらず、今回のボランティアで出会った子どもたちは皆笑顔で楽しそうに生きていました。
 
自分たちの居場所で限られた選択肢の中で懸命に生きていて生まれた国、地域が違うだけでこんなにも差が出てしまうんだと不思議に思いました。
 
 
子どもたちは見た目よりもずっと大人で将来の夢を明確に持っていることにも感動しました。
そして何よりも皆が支え合って団結して生きていることがすごいと思いました。
 
泣いてしまっている子がいたら周りの子たちが泣きやませてあげたり、分からないことがあったら教え合い助け合っていました。
 
 
今の状況に満足しており家族と過ごせることが一番の幸せだと話す少女の姿を見て恵まれた環境で育ち欲にまみれた自分をとても恥ずかしく感じました。
 
 
この一週間は私の20年間で一番衝撃的で濃いものだったし、今私に出来ることはこの現実を日本に持ち帰り様々な人に知ってもらうことだと思います。

 
 
 

2019年2月14日~20日
 
 

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