フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

せりな 東京福祉大学
 
自分がイメージしていたセブ島と現実のセブ島のギャップの差に一番驚きました。
 
リゾート地で海が綺麗なイメージだったが、空港を出るとリゾート地とは思えないほどの環境でした。
実際は1%しかリゾートしかなく99%はスラム。
そして、貧困率は二人に一人の割合と聞いていたが、セブ島の人の生活を見るともっと貧困の人が多いのではないかと思いました。
 
 
2日目からボランティア活動として山岳地域・海沿いの山村集落・ゴミ山に住むスラムの子・ストリートチルドレン・山村の小学校訪問に行きました。
 
6日間で多くの人に出会い、環境に触れ、そこで生活する子供と折り紙をして交流しました。
 
 
元気でパワフルな子供に囲まれ、何か助けたくてボランティアをしているのに、自分が元気をもらえるほどとても楽しいボランティア活動でした。
 
スラムに住む子や、ストリートチルドレンの子に実際に話を聞くと、今の生活が楽しく、お母さんやお父さん、お兄ちゃんなど、家族との生活が楽しいと笑顔で話していました。
 
 
ダンスをし、楽しそうに歌っている姿を見て、日本の子供たちよりもはるかに生活も大変で明日どうなるかもわからないスラムや、海沿いの家、ゴミ山の家、壊れてしまいそうな二畳くらいの家に家族6人で暮らしている中でも、私にはこの生活を嫌だと思っている子供がいなくて、幸せそうに見えました。
 
 
 
日本の恵まれた生活の中で抱える教育問題は、とても小さく思えました。
 
夢を叶える為に学校に通い、勉強を頑張る子供を応援する母親、
自分と同じゴミ拾いや売り子として生活するのではなく、医者や、教師を目指す子が多くいて、夢をもつこと、そしてそれを夢だと言えることは、日本人に足りてないところだと思いました。
 
 
今回の経験を通し、自分にできることは何か、と考えると、自分の周りに伝え、教育の場に立つとき(保育現場)に、セブの子供たちのようにピュアで夢をもち、感謝を伝え、家族が大事だということを伝えられるような人になりたいと思いました。

 
 
2019年8月
 
 

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