フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

彩耶 獨協大学
 
私はフィリピンについて今まで本当に何も知らなかったので、斉藤さんが初めのミーティングでセブの知識を教えてくださった時から衝撃なことが多かったです。
 

一日の収入が私たちがバイトでもらっている時給よりも低いことを知った時は本当に唖然としました。
フィリピンの人たちはどうやって生活しているんだろう?
ちゃんとご飯は食べれているのか?
どんなお家に住んでいるのか?
 

そんな疑問が沢山浮かんできました。
 
 

また、女性社会であることも初めて知りました。
女性社会であるため、管理職のほとんどは女性が務めていること、男性は女性が頑張っている反面だらけていること、日本とは真逆すぎて全然違う世界のことのようでした。
 
 

そして何よりもフィリピンでは子どもの中で一番優秀な子を親が見定めて、その子に将来を託すと聞いた時にはびっくりしました。
 
日本でそんなことをしたら、兄弟仲はすごく悪くなりそうだし、選ばれなかった子は、自分は生きている意味がないと思ってしまってもおかしくない。
 
でも、フィリピンの子たちはいがみ合うことなくそれぞれが責任をもって別々の道で頑張っていることを聞いてなんて健気で良い子たちなんだろうと思いました。
 
 

色々な知識を教えていただいてから、実際に山に強制移住させられた人たちのところに行ったら、本当に今まで私がイメージしていた貧困層とは違って明るく笑顔の溢れる環境がそこにはありました。
 

子どもたちは本当に人懐っこくてなんでここまで元気なの?と思ってしまうぐらい私たちは幸せなんだというのが伝わってきました。
 
 

この疑問は次の日の家庭訪問で質問させてもらって解決することができました。
今幸せか?
何でそんなに幸せそうなのか?
 

そんな質問に対して、家族と一緒にいられる、だからスーパーハッピー!と即答された時、こんな風に考えられる人がいるんだ、幸せを図るものさしは人によってこんなにも違うということをじかに学べた瞬間でした。
 
 

その後のボランティアでの食事配給の時などは、子どもたちはみんなThank you! ありがとう!としっかり感謝の言葉を言ってくれて、自分たちが食べたものはちゃんと片付けていて当たり前のことを当たり前にできる、簡単そうで難しいことをできている子どもたちを見て私も見習わなければいけないなと思いました。
 
 

みんな家族思いで、お母さんがいない時は子どもたち同士で面倒を見合ったり、お母さんも子どもたちを学校に行かせるためにお金を貯めたいと言っていたり、家族同士での思いやりがすごいなと思いました。
 
 

セブのボランティアを通じてどこに行っても笑顔が溢れている子どもたちが本当に可愛くて、日本に暮らしている私たちにとっては耐え難い場所に住んでいるにもかかわらず生き生きと夢を持って生きているのを多くの場所で見ることができ、貴重な体験をすることができました。
 

辛い環境下でも考え方ひとつで前向きに捉えることができる、
自分の幸せをちゃんと持っている、
そんなフィリピンの人を見習っていきたいと思います。
 
 

ボランティアで出会った沢山の子どもたちの未来が明るくなるようにこれからも支援の形を変えてできれば良いなと思います。
とても濃く充実した一週間を過ごすことができました。

 
 

2018年8月23日~29日
 
 
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