フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

ともか 信州大学
 
1週間のボランティア活動を通して感じたことを、大まかに2つ述べたいと思います。
 
 
まず1つ目は子どもたちについてです。
 
グローリアセブのボランティアに参加する前の私の中での貧困層の子どもたちのイメージは、他のところから人がきたら“please”と言いながらお金を求めてくる、逆に興味を示さずに座っているというような印象が正直ありました。
 
 
しかし、現実では子どもたちは、とても人懐こく、私たちが話しかけに行かずとも声をかけてくれたり、ビサヤ語や自分たちが暮らしているところの事情を教えてくれたりと、とにかく明るく、むしろ私の方が、子どもたちにたくさん助けてもらったり、学ばせてもらいました。
 
 
また、子どもたちが英語を話せるということには少し驚きました。
 
しかしそれでもサンダルを履いていないことや、自分のサイズにあっていない衣服を身につけている子どもを見ると私たちにできることはまだまだあるのではないかと、考えさせられました。
 
 
 
2つ目は貧困地区の仕組みについてです。
 
家庭訪問の際に各家庭個人個人で自分たちのやりたいように働き、家を建てるのではなく、コミュニティで統制が取られていることを教えていただき、非常に驚きました。
 
 
お金がどうしてもたりなくなったとき、家が壊れてしまった時、隣の人に貸してもらったり直してもらったし、仕事は周りの家とかぶらないように家ごとに洗濯やお惣菜売りなど分けたりしていて、血の繋がりはなくても家族のような存在であり、支えあいながら共存しているのだなと感じました。
 
 
 
今回の経験を通して感じたことは、日本にいたらわからないようなことだし、自分の中での価値観を変えることができた良い機会だったなと思います。
 
自分が今大学で学んでいる知識や技術で、将来貧困層の方々を支援したいと考えていましたが、そこに住んでいる人々の現状を知らずに、ただただ技術で支援するのは違うと思ったし、実際にいってみて五感で知るのは大切だと思いました。
 
 
日本に帰ったらこのことを自分の周りの人に共有したいと思います。
 
 
関わってくれた全ての方々に感謝し、学んだことを活かしてこれからも生活していきたいです。

 
 
 
2020年2月
 
 
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