フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

あつき 滋賀大学
 
私は高校生の頃から、海外に行ってみたいと考えており、留学や旅行、ソーシャルボランティアなどの様々な形式がある中、現地の人達と触れ合い、異文化をより感じたいと思ったので、グローリアセブさんの企画に参加させて頂きました。
 
 
動機が不純と思われるかも知れませんが、参加した目的は貧困層と呼ばれる人達を支援したいというものではなく、単に自分自身の成長、具体的には視野を広くする、物事を別の視点で捉える力をつける、自分の得意なことを見つける、自分に足りないものを見つけるといったものでした。
 
 
ソーシャルボランティアに参加が決まった時、自分がセブ島に行っても行かなくても、グローリアセブさんが支援してくれているのに、ボランティアとして参加してきた良いことをしてきたと日本で親や友人に言うのはどうなのかと思い、周りには観光してくると言ってセブ島に来ました。
 
 
 
そういった自身の後ろめたさを持ちつつやって来たのですが、ボランティア最終日までの今では、余計なことを考えなくても良かったのだと思います。
 
山岳地帯やゴミ山、スラムで暮らす子ども達の満面な笑顔を見ていると物資、金銭的援助だけではなく、一緒に遊ぶことが子ども達にとって嬉しいことなのだと感じました。
 
どんなボランティアをしてきたのかと聞かれれば、今は子ども達を笑顔にしてきたと言えそうです。 
 
 
 
貧困層と呼ばれる人達の中には、子ども全員を学校に行かせることが出来ず、何人かは家の手伝いや物売りをして稼いできてもらう所もあるそうです。
 
また、お金はその日1日暮らせる分ほどしかなく、家や服がきれいな状態ではありません。
 
 
そういった環境の中でも幸せそうに毎日を暮らすセブ島の人を見て、自分には出来ていないと気付きました。
 
家があって毎日ご飯を食べて、大学にも行かせてもらっているという当たり前のように感じる日常にもっと感謝しなくてはならないと思いました。
 
 
 
スラムやゴミ山に訪れたり、「何をしている時が一番幸せか」「今の生活に満足をしているか」などの質問を直接聞けたりと、旅行などでは経験出来ないとても貴重な経験をすることが出来ました。
 
現地の人々のことや生活環境を自分の目と耳で確かめると、日本人との価値観や文化の違いをたくさん見つけました。
 
 
例えば、お金が無くても毎日幸せだと感じることが出来るからです。
私も見習わなければと思いました。
 
 
グローリアセブのボランティアに参加させて頂いて学んだ事がたくさんあり、普段は考えないようなことをいっぱい考えることが出来ました。

 
 
 
2020年3月
 
 
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