フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

弦 東洋大学 3年
 
セブのボランティアに参加し、主に感じたことは3つある。
 
まず、1つ目は価値観の違いである。
私たち日本人が生活する中で確立した価値基準と、フィリピンのスラム街で生活を送っている人々とでは、大きな価値観の差異が生じることがわかった。
 
その中でも、最も印象に残っているものは「幸せの価値観」の差異である。
私が訪問したスラム街は、全て、我々日本人にとっては良い環境と言えるような場所ではなかった。
 
しかし、彼らは「家族と生活ができれば幸せ」や「勉強ができることが幸せ」といった、日本人では当たり前のように感じることまでも、幸せと感じることがわかった。
 
そこから私は、普段当たり前に日本でできること、食事や勉強、ライフラインが整っている、ことなどの全てに感謝しなければいけないことを改めて感じさせられた。
 
 
2つ目は英語力の欠如である。
 
今回初めて外国に出向き、使用言語の違う相手と英語でコミュニケーションを取った。
そこで、自らのリスニング能力の欠落具合を痛感した。
 
ある程度、自らの頭で日本語を英語に変換することはできたが、英語が聞き取れない為会話にならない場面が多少あった。
 
 
そこで私は、『青空教室』で知り合い、お互いの母国の言語を教えあった友と、定期的に電話をする。
 
私は英語のリスニング能力の向上、友人は日本語のリスニング能力の向上を目的としたものだ。
 
そこでリスニング能力を身につけたいと考えている。
 
そして、今後も友人との電話だけでは無く、TOEICやTOEFLなどの勉強をすることで、英語に接する機会を絶やさぬようにし、次に海外に行く際には英語でコミュニケーションが取れるように、日々努力していきたい。
 
そうすることで、今回のボランティアに参加した意味が、フィリピンの社会問題を知ることだけでなく、自らの英語力の向上の面でも意味を持つと感じている。
 
 
3つ目は、政府の供給とフィリピンの人々の需要の差異が生じていることである。
 
スラム街の人々が移住を求めれば、フィリピン政府はそれにできる限り応じる方針なのだろう。
 
しかし、川沿いのティポロに住んでいる人々の為に造られているマンションは、完成せずに中途半端な状態で放置されている。
 
それにより、さらに洪水の被害が拡大している現状を知った。
 
 
政策を実施したことにより、良い方向に向かうどころか、事態がさらに悪化してしまっていることはとても皮肉なことであり、リスク管理の欠如を顕著に示しているのではないかと感じた。
 
そして政府が良かれと思い行った政策は、国民の需要と合致しているものが少ないと感じる。
 
政府は更に国民の意見を直接聞きに行き、取り入れるべきだと思う。
 
 
最後に、ボランティアに関係している斉藤さんをはじめとしたスタッフの皆さんに感謝します。
そして、仲良くしてくれたボランティアメンバーの皆にもありがとうを伝えたいです。

 
 
2022年8月
 
 

 
 

 
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