セブのゴミ山の子ども

フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

Asuka 国際医療福祉大学 1年

 

1週間のセブ島ソーシャルボランティアに参加して、今までのセブに対するイメージが大きく変わりました。

 

観光客が多く訪れるリゾート地のイメージを持っていましたが、ビーチリゾートと呼ばれる場所はほんの1割で、多くの貧困世帯がいるということに驚きました。また、世界の貧困に対するイメージも変わりました。

 

 

たとえ貧しくても、ボランティアを通じて触れ合った子ども達はとても元気で明るく、生きる力強さを感じました。言葉が通じなくても、ジェスチャーや表情で気持ちが通じ合えた感覚、こちらがアクションを起こすと更に大きなリアクションを返してくれることが嬉しかったです。

 

 

 

初めてスラム街やゴミ山を実際に見ましたが、衝撃の連続でした。

 

その衝撃は、便利な日本での生活とそこでの生活を比べてしまったからこそ感じた感情です。実際にこういった環境で生活を送る人たちがいるということに驚き、その人達が皆気さくで明るいことに感銘を受けました。

 

 

貧困=不幸という図式を勝手に作りあげてしまっていた自分の考えを目の当たりにしました。

幸せとは何なのかを深く考える日々でした。

 

斉藤さんが最後におっしゃったセブ島の人々の3つの幸せの基準である家族と一緒に居られれば幸せ、粗食でも食べるものがあれば幸せ、歌を歌うことができれば幸せ、という言葉が心に残っています。

 

 


私は言語聴覚士になるための勉強をしているということもあり、ロレガで出会った口唇裂の幼児と、ゴミ山で出会ったミュートの少年のことが特に頭から離れません。

 

貧困世帯の子ども達に対するリハビリテーションの現状をもっと学ぼうと決めました。

 

 

 

恐らく、私の周りのほとんどの人がセブ島の現実を知りません。

 

大切なのは1人でも多くの人に伝えること、いつまでも伝え続けることだと思いました。

そして私自身、今後もセブ島の支援やボランティア活動に参加し続け、より多くの子ども達が教育を受けられるよう尽力したいです。

 

2016年8月11日~17日