フィリピン セブ島 地域開発ボランティア
スラムから強制移住をさせられてきた人々が住む山岳地域や、スラムのスクワッターエリアで住民や子どもたちと交流する5日間の短期ボランティア。
観光では絶対にわからないフィリピンの貧困社会を知ることができます。
週末を利用した短期の海外ボランティアだから社会人にもお薦め。
募集期間:4月~7月 10月~12月
参加日数:4泊5日
8月9月、2月3月に参加をご希望の方は、ソーシャルボランティアにご参加ください。
貧困層が住むスクワッター地区
日本ではビーチリゾートのイメージが強いフィリピン セブですが、セブにはたくさんのスクワッターエリアやスラムが点在しています。
観光客が集まるショッピングモールや留学生のための語学学校の周辺、大通りから少し脇道に入った場所など、観光旅行では訪れることのない場所に貧困地区は存在します。
スラムや路上に不法居住していた貧困層はセブ市役所からの退去命令を受け、その多くは山岳地域に移り住みます。
スラムから強制移住させられた貧困層の暮らし
スクワッター地区やスラムの住民は路上で物乞いや物売りをするため不法居住をしていました。
山岳地域に移住させられても収入のあてはなく、遠いセブ市内に出て行商や物売りを続け結局また路上やスラムで生活をはじめる人も多くいます。
子どもは地域の小学校に通っている子もいますが、親が物売りのためにセブ市内に出かけてしまうため子どもの面倒を見ることができず、学校に通っていない子、また親と一緒に物売りをする子も大勢。
地域開発ボランティアでわかる発展途上国の幸せ
スラムやスクワッターエリアと言うと暗い、怖そう、と言うイメージを持つボランティアさんもいますが、住民はみな明るく強く毎日を生きています。
今日食べるものにも困っている人たちですが、お互いに助け合いながら笑顔で暮らしています。
地域開発ボランティアに参加すれば貧困なのになぜ笑顔なのか、その理由がわかります。
今日の食事か、将来の生活か。教育の大切さ
貧困地域やスラムに暮らす人は今日の晩ご飯にも困っています。
親が我慢したとしても子どもに食べさせるごはんは絶対に用意しなければなりません。
そのため日銭を稼ぐことに勤しみ、親の収入で足りなければ子どもにも労働を強いります。
学校に通う時間はもったいない、と親も子も考える。
日銭を稼ぐ仕事をしている貧困層は将来ずっと今日のごはん代を稼ぐための仕事をしていきます。
1年後のことは考えません。
将来自立して定期的に収入を得ていくためには、子どもは適切な教育を受けることが重要です。
学校に通っている子どもに、なぜ通っているのかを質問すると、
「将来、定職に就き両親を楽にさせたい」と答えます。
地域開発ボランティアでは、路上で物売りをしている子どもやスラムの子どもへの道徳教育活動に参加したり、家庭訪問で貧困家庭の子どもの教育と生活環境を知ります。
短期でフィリピンの貧困社会を詳しく知る海外ボランティア
路上やスラムで暮らしていたスクワッターが移住してきたセブ郊外の山村、またスラムやゴミ山でのボランティアです。
そこに住む子どもたちの中には学校に通えない子がいます。
路上で物売りをするストリートチルドレンもいます。
学校に通っていてもお昼ごはんを食べられない子も。
5日間の短期ボランティアですが、グローリアセブが行っている子どもの教育支援と食事を配給する地域開発活動に参加してフィリピンの貧困社会を詳しく知ることができます。
国際支援や海外の子ども教育を知りたい方にお薦め
地域開発ボランティアではたくさんの子どもや貧困層と交流し、フィリピン社会の本当の姿を見ていただけます。
日本では報道されていないフィリピンの現実、そこに暮らす人たちの暮らしや子どもたちの様子など。
地域開発ボランティアでは日本人スタッフが同行してスクワッターやスラム、ゴミ山がなぜ存在するのかを説明しますので、国際支援や海外の教育問題、福祉、海外ボランティアに興味のある方にお薦め。
このプログラムでは観光地などへのご案内は行っていません。
参加者の体験談
- 五感で感じる貧困の世界はインターネットで調べていた知識をはるかに超え、私自身にどう生きるのかを痛いほど語りかけてきました (夢子 30歳)
- アジアで最も貧困が多いフィリピンで学校を出る事が大事なこと、当たり前ではない事を感じました (知世 27歳)
- 貧しいからと言って不幸と言うわけでは決してなく、今まで自分が持っていた貧困層に対するイメージは覆されました (舞香 21歳)
地域開発ボランティア募集期間
4月~7月、10月~12月
最少催行人数:2名
参加期間
4泊5日
木曜日出発 翌週月曜日帰国
参加条件
- 18歳以上の学生、社会人 (英語力不問)
- おひとりでの参加はもちろん、お友だち同士でも参加できます
宿泊施設
セブ市郊外のアパートまたはエコノミーホテル
参加費用
63,000円
参加費用の一部は子どもたちの食事代、教育費また協力施設への寄付として使われます。
費用に含まれないもの
セブまでの往復航空券代 海外保険代 食費
割引
お友達と同じ日程でお申し込みの場合はそれぞれ3,000円を割引します。
参加までの流れ
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