フィリピンで最も一般的な交通機関、ジプニー。
語学留学やインターンでセブに来る人たちも利用することがあると思います。
ジプニーの利用方法と注意点について。
ジプニーは乗り合いの路線バス
一見、道路を自由に走り回っているようなジプニーですが、ちゃんと車両ごとに路線が決められていて、セブ市内だけでも40以上の路線があります。
出発地点と終着地点、経由地などは車体の横に大きな文字で書かれています。
また、車体の前方と後方には路線番号を表わす数字とアルファベットが表示されています。
例えば「10H」とか「13C」と言った表示。
語学留学生や長期滞在者がジプニーを利用する場合、目的地はだいたい決まっていると思いますので利用するジプニーの路線番号を覚えておくと便利。
ジプニーの乗り方、降り方
SMなどの大きなショッピングモールにはジプニーターミナルがありますが、道路には停留所はありません。
ジプニーの特徴は路線上でしたらどこからでも乗車できそしてどこでも降車できること。
乗車する場合は、運転手、または後ろに乗っている車掌さんのような人にわかるように手を挙げて止まってもらいます。
運賃は市内の利用でしたら、どこまで乗っても大抵7ペソ(約18円)。
長距離の場合は運賃が高くなります。
降車するときは、「ルガラァ~ン」(この辺で止めてください)と言うか、コインで天井をコンコンとたたきます。
運賃の支払い方
料金を支払うタイミングはいつでも大丈夫。
乗ったときすぐ、走行中、降りるとき。
自由です。
フィリピン人は走行中か降りるときに支払っている人が多いです。
支払いは現金を車掌、または運転手へ。
座席の中央部に座ってしまうと運転手や車掌に直接運賃を手渡せません。
そんな時は隣の乗客に「パリフォーグ」(お願いします)と言って運賃を渡します。
乗客同士手渡しで運転手または車掌までお金を運んでくれます。
お釣りも同じ流れで戻ってきます。
隣の人から自分にお金がまわってきたら同じように隣の人に渡す。
なぜか途中でお金が無くなってしまうことはありません。
とても面白い習慣です。
100ペソ以上の紙幣で払おうとするとつり銭がない場合がありますので、事前に小銭を用意しておいてください。
後ろで車体につかまり、右手を挙げているのが車掌さん。運賃は車掌に支払います。
ジプニーでの犯罪
ジプニーの車内には乗客にまぎれてスリ集団が乗っていることがあります。
例えば目を付けたターゲットの左右にスリ集団が座り、片方のスリがターゲットの気を引いている間に、もう一方がバッグやポケットからモノを盗む手口。
わざとターゲットの洋服に水をこぼしたり、髪の毛にガムを付けると言うやり方です。
凶悪犯になると強引にアクセサリーや携帯電話を盗み取ろうとする集団もいます。
被害に遭わないための対策
最低限、以下の5つを守ってください。
1人では乗らない
夜は乗らない
車内でむやみに財布や携帯電話などを出さない
荷物は膝の上に抱えるように持つ
車内で寝ない
ジプニーは安くて手軽な乗り物ですが、車内での犯罪が多いのも事実。
グローリアセブではジプニーの利用は推奨していませんが、利用する場合は、最低限の安全対策を守ってください。
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