脚光を浴びるフィリピン留学
留学は本来、途上国の人たちが語学や先進技術、学術を学ぶために先進国へ行くことを指していました。
日本でも江戸時代から多くの人たちが欧米留学に参加し海外の先進技術を学んできた歴史があります。
しかし最近は日本から途上国フィリピンへ留学やボランティアに来る大学生、社会人が急増しています。
フィリピンはグアムに続いて日本から近い英語圏。
100を超える韓国系、日系の語学学校があり日本から年間2万人以上の留学生がフィリピン セブで語学の勉強をしています。
夏休みや春休みに1か月ほど留学をする大学生、
大学を休学して半年間セブに滞在する人などさまざま。
最近では文科省の留学制度、トビタテを活用してフィリピン留学をする学生も増えてきました。
グローバルな人材育成のための支援制度トビタテは語学留学だけでは適用されず、語学留学と併せてボランティアやインターンシップ活動が義務付けられています。
ボランティアも留学の一環
海外ボランティアと言うと少し特殊な活動で自分にできるのかと思う方もいますが、海外ではボランティアはとても一般的な活動なんです。
特にフィリピンのような新興国では、たとえ現地の人でも困っている人を支援する活動が日常的に行われています。
それは金銭的なことではなく、食事や教育支援から居住環境の整備までさまざま。
留学中に自分にできるボランティアに参加してフィリピン支援の活動を行うことでフィリピンの社会と文化を知ることができます。
語学学校は土日は授業がありません。
週末にセブのビーチリゾートやお買い物に行くことも海外体験のひとつですが、留学期間中の時間を利用してボランティアに参加することで、フィリピン留学の価値は一層高まります。
週末ボランティアプログラムを用意している語学学校も増えてきました。
知らなければ損をするフィリピンのこと
フィリピンで語学留学をしたあとボランティアでまたセブに来た大学生の体験談です。
彼女はセブの語学学校に3か月、留学をしていたのですが、その時のフィリピンの印象は良いものではありませんでした。
押しつけが多い、
自分の話しばかりする、
なんでもねだってくるなど。
これらは留学中にたまたま担当した先生の性格です。
語学学校のひとりの先生の性格がフィリピン全体のイメージになってしまい、大学生はフィリピンを嫌いと思うようになってしまいました。
大学生は元々海外ボランティアに興味を持っていて、1年後、今度はボランティアとしてフィリピンにやってきました。
明るく社交的で、相手に対して心配りがある貧困層や子どもたちへの支援を続けていくうちに、フィリピンに対して抱いていたイメージは大きく変わり、フィリピンが大好きになりました。
語学留学だけならばわからなかったフィリピンの人たちの温かさややさしさに触れ、彼女はフィリピンを第二の故郷のように感じるようになりました。
ボランティアに参加する方で、フィリピンでの留学経験を持っている人はとても多いんです。
留学中にボランティアへ参加するには
はじめに語学留学を行い、語学学校卒業後にボランティアに参加する方法。
もうひとつは留学中の週末に短期ボランティアに参加する方法です。
2週間以上フィリピンに滞在が可能な方は語学学校卒業後にボランティアに参加してください。
短期留学の方は留学中の週末に参加できるボランティアもあります。
ボランティアの内容は子どもへの食事配給、教育支援などですが、普通は絶対体験できないゴミ山やセブのスラムを視察することも可能。
語学留学だけでは経験することのできない貴重な時間となります。
事前に情報を得る方法
フィリピン留学やフィリピンボランティアで検索すると多数のサイトが出てきます。
最初から詳細を比較するのは困難ですので、まずは大枠を把握してください。
留学先の語学学校には大差はありません。
大別すると日系か韓国系に分かれますが、韓国系語学学校でも日本人スタッフは常駐していますので、もしものときに困ることはありません。
格安留学などのキャッチコピーでPRをしている学校も実情はそれほど変わりありません。
但し0円留学は一般の留学とは異なります。
留学費用を現地で働いて稼ぐ0円留学は、午前中は英語のレッスン、午後からは語学学校と提携しているコールセンターで企業や個人への電話アポイントメント業務をを行います。
それもひとつの社会勉強にはなりますが気の小さい方や奥手の方には向きません。
留学で大切なことは語学学校選びではなくコースです。
基礎英語からビジネス英会話、試験対策など、語学学校では色々なコースを用意していますのでどのコースを選ぶか、これはポイントになります。
一方ボランティアは差が出ます。
旅行会社やボランティアエージェントが手配するボランティアツアー、そして実際にセブでボランティア活動を行っている団体が募集しているプログラムまで。
セブの観光もセットになっている観光ツアーに近いプログラム、現地フィリピン人コーディネーターに委託しているボランティアエージェントのプログラム。
ホームページを見ただけでは判断は難しいと思いますので、ボランティアの内容や受け入れ先を見極める方法をご紹介します。
参加者の声とSNSをチェック
事前情報を得る方法として、ボランティアに参加した参加者の声を良く確認してください。
どのようなボランティア活動をしてどのような感想を持ったかが良くわかります。
参加者の声をたくさん掲載している団体ほど信頼できますよね。
ボランティアの様子を動画や写真で確認することも大切。
動画を撮影しているということは、セブでボランティア活動を実際に行っている団体の証ですので、セブのこと、ボランティアのことを理解し、その上でボランティアを募集しています。
もう一つのチェックポイントはフェイスブックやインスタの投稿です。
その団体は毎日現地でどのような活動を行っているのか、
投稿に臨場感があるか。
何カ国ものプログラムを扱うエージェントはフィリピン以外の国のプログラムも紹介しています。
セブに行くと決めたら、留学でもボランティアでも、フィリピンに特化して募集を行っている企業や団体に任せた方が信頼できます。
フィリピンの社会を学び、人々に貢献するボランティアを本当に行いたい方は、セブで実際に活動している団体が募集するボランティアへの参加お薦め。
セブで活動しているグローリアセブではセブ留学にボランティアを組み合わせたボランティア留学を募集しています。
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