フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
瑛南 東京外国語大学1年
以前は貧困の人々に対して暗い表情をしていて、政府や支配層への恨みや妬みを心に抱いているというイメージがありました。
でも今回のセブのボランティアで子供たちと遊んだり家庭にインタビューしに行ったりして、笑顔や「家族といられるだけで毎日幸せ」という声を見聞きすることで、考えが変わりました。
もちろん、そうは言っても本やテレビではわからなかった深刻な状況や社会を実感して、微力であってもこの状態を帰る努力が必要であると思いました。
しかし、それと同時に「幸せ」と言っている人たちに、日本人的な価値観から「世界を知ってほしい」と言いつつ。物質的な豊かさを教えることや、経済発展の手助けをすることは、本当に当事者の為になるのか、望んでいることなのかという疑問がわいて来ました。
私個人としては、日本で悩んでいたことがちっぽけに感じて自分が恵まれた環境にいることに感謝するべきだと感じました。
また、貧困を生み出す構造は非常に複雑・多様で、それを解決するにはもっと様々なことを学ばなければいけないことを痛感しました。
このソーシャルボランティアで感じたこと・学んだことを、家族や友達に伝えるとともに、これからも常に心のどこかに置いて生活したいです。
2017年8月24日~31日
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