ももこ 明治大学4年

とても様々なことを考えさせられた1週間となりました。

私が今回参加を決めた理由は、自分が将来インフラ関係の仕事に就くにあたって、“人々の当たり前の生活を支える”とは、どうゆうことなのか、どれほど重要視される仕事なんか。

まだインフラの整備が行き届いていない環境はどのような生活なのかを自分の目で見て感じ、確かめたかったからです。

そして今回、グローリアセブのボランティアプログラムに参加し、私の“当たり前”は、当たり前でないことを実感しました。

水が通り、道が整備されていて、電気がある、つまりインフラの整備がなされている”当たり前”は勿論、家があり、仕事があり、学校で学べ、食べ物を食べるそんな”当たり前”もそこにはありませんでした。

自令の置かれている環境や価値観、生活が全て誰かにとって“当たり前”ではなく贅沢であること。

自分の今まで培かってきたものさしで、誰かを推しはかってはいけないこと。

そして、私がもう1つよく考えさせられたことは「幸せとはなにか」です。

一緒に遊び、過ごした子供たちは本当に幸せそうでした。

しかし、そこにはスマホは勿論、十分な食糧や暮らしはなく私の偏見から見れば“不幸”です。けど、子供たちの笑顔や楽しそうな様子を間近で見て、決して不幸なんておこがましい、自分が恥かしく思えました。

私や日本の子供たちより、そこには幸せがたくさん転がっていました。

「便利や贅沢な暮かし=幸せ」ではなく、今ある生活を自分で幸せと思うか、そこに本当の幸せがあるように思います。

幸せとは、誰かの指標で推し測るのではなく自分の中にあるのだと子供たちを見て学びました。

他にも“夢を持つ大切さ”、“他人のために、どんな状況においても何かをしてあげようとする優しさ”など、本当にフィリンピンの子供たちから様々なことを学ばせてもらいました。

夢があるから生きる力がある。

自分がどんな状況に置かれていても、常に他人のことを考え行動できるのであろうと思います。

最後に私が特に印象に残った斉藤さんの“夢が叶えられる環境にあるのだから、自分の努力次第で夢は掴める”という言葉です。

夢を叶えられるフィリピンの子供たちの可能性は1%にも満たされない現状を目の当たりにして自分は果たしてそうなのか、現状ただ甘えているだけのように感じました。

ちゃんと目標に向かって、日々努力を怠らず.今を精一杯生きようと思います。

子供たちを前にして、恥じない自分でいようと思います。

自分が将来、日本だけでなく途上国のような人の“当たり前の生活”を作り、支えていけるそんな仕事をして、子供たちに恩返しをしようと思います。

2024年9月

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