ゆら 専修大学3年
初めてのボランティア活動がグローリアセブで本当に良かったです。
そもそもフィリピンに来たことが無かったので、来る前のイメージとして、バナナやマンゴーが有名で、リゾート地があって、でもそんな中にゴミ山で暮らす貧困な子供達がいるということで、写真を見ても全然想像がつかなかったです。
また、貧困の中で暮らしているということは子供達は痩せ細り、辛そうな子ばかりいるんだろうなと想像していました。
しかし、実際に現地へ訪れてみると、子供達がとてもフレンドリーで満面の笑みでお迎えしてくれたことにとても衝撃を受けました。
墓地スラムを訪れた際には、知らない人のお墓の中で暮らしていたことに驚きました。
日本では見ない光景であり、テレビでも見たことがなかったので最初は信じられませんでしたが、そこで暮らす子供達の明るさや曇り一つない純粋は笑顔を見ると、そこが墓地であったことを忘れてしまいそうでした。
また、健康面では一見どの子供達も健康そうに見えましたが、歯をあまり磨く習慣が無いのか、所々に虫歯があり黒くなっていたり、咳をしている子供達が多くいると感じました。
ゴミ問題では主に分別という習慣がなく家の周りに、食べた物やゴミを捨てているのを見て、想象以上の汚なさに驚まました。
中でも一番働撃を受けたのが川の上スラムとゴミ山のスラムを訪れた時で、とんでもないゴミの量と鼻を突き抜ける悪臭は耐え難かったです。
まさか、こんなに過酷な中で暮らしているとは思ってもいなかったです。
私は今回の一週間のボランティアから、私が暮らす日本での生活はあたり前ではないということを実感しました。
現地では、10歳や13歳の小さな子達が既に先生や弁護士、警察官になりたいという明確な夢さ持つ子が多く努力しようとする姿勢や、「もし十分なお金を持っていたら何に使いたい?」という質問に対して、誰一人とも自分の欲しい物や欲望ではなく自分の親であったり、祖母に渡したい。
家を建ててみんなでシュアして暮らしいという家族愛、横との繋がりを本当に大切にしている姿に考えさせられました。
私達が思う幸せの価値観と貧困地域で暮らす人々の幸せの価値観は大きく違うということに気づかされました。
しかしこの夢を実現できる子供達は1%未満と聞き複雑な気持ちになりまし。
その反面で私は自分の夢を叶えられるチャンスがあるのでその子供たちの分まで最大限活かし、貧困問題の解決に繋げていきたいです。
さらに、スマホが思ったよりも普及していたことに驚いた反面、人々の生産性や精神面に影響しないか心配になりました。
以上のセブ島でのゴミ問題や貧困の現状、健康問題を踏まえ、現地で学んだことを大学へ持ち帰り、貧困地域に住む人々の暮らしが少しでも良くなるように、自分にできことは何か考え実行していきます。
2025.09.10
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