セブの子どもたち

フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

Erika 21歳 大学生

 

海外へ旅行すること自体がほとんどない私は、海外=危ない、恐いというイメージが強かったためなかなか行くことができないでいた。

 

しかし、大学にいる間に自分にとって何かプラスになるような経験がしたいと考え、海外ボランティアに参加しようと思った。

 

 

初めのうちは環境保護などに関係するボランティアに参加するつもりだった。

 

しかし、インターネットで海外ボランティアについて調べているうちに今回参加させていただいた「Glolea Cebu」のサイトを見つけて、フィリピンにはスラムやごみ山で生活する人々がいること、そこに住む子供たちは明るく生活していることなどを知った。
 

 

そして、彼らの役に立ちたい、どのような生活をしているのか知りたいと思い、参加することに決めた。

 

2日目にはスラム、

3日目にはストリートチルドレンが住む山の集落、

4日目にはゴミ山に訪れた。

 

 

スラムやゴミ山では周りにゴミが落ちていて、生活排水などはそのまま捨てられている状態で、衛生的に好ましいとは言えない感じであった。

 

家もトタン板などを使って簡易的につくられたものがほとんどで、外から中の様子が見ることのできるような構造になっていた。

 

 

隣の家との距離も近いためプライバシーが確保できているとは思いにくい。そのような場所に住んでいるのにも関わらず人々は陽気で、友人と楽しそうに過ごしていた。

 

 

また、ボランティアで訪れたこの3か所では子供が大勢いて、どの子も友達と仲良く遊んでいて、私たちが通りかかると明るくあいさつしてくれた。

 

 

 

日本では小さい子は両親に知らない人には話しかけない、ついていかないようになどと教えられる。

 

ゲーム機など1人で遊べる遊びがあるため友達と外で遊ぶことも少ないし、大勢の子供が集まれるような広い公園も場所によっては少ない。

 

教育が進んでいることで、小さいうちから受験勉強が忙しく友達と遊ぶことが難しい子もいる。

 

 

スラムや集落、ゴミ山で暮らす子供たちを見ていると、かえって日本の子供たちのほうが食べ物や物は豊富にあるが、色々なものに縛られ、のびのびと生活できていないように思う。

 

 

 

日本人は今ある生活を維持するために、忙しく仕事をし、常に時間を気にして生活している。

そのため時間というものが大切であり、特に何もしなかった日は何もしなかったという罪悪感にとらわれる。

 

>締め切りなどに追われることにより不安や焦りが生じ、それが精神的な苦痛となっているのではないだろうか。

 

 

 

ここ一週間フィリピンに滞在して一番強く思ったことは、フィリピンでは日本と違いゆっくりと時間が流れているということだった。

 

普段は1日に何度もチェックする時計も、フィリピンに滞在している間は数回程度しか確認しなかった。

 

時間に対する考え方の違いが幸福感の違いに結びつくのではないかと私は思った。

 

 

私が参加したソーシャルボランティアを通して様々なことについて考える機会ができ、間違いなく良い経験ができた。

私が行った活動はほんの少しであったが、少しでも彼らの役に立てたことを願う。

 

2016年8月4日~10日
 
 
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