フィリピン ソーシャルボランティア体験談

千佳 20歳 大学生

 

私にとって今回、海外ボランティアをするのが初めてで日本を出るときに不安でいっぱいでした。

しかしこの一週間を通じて出会った人達の温かさに触れ、セブ島を出る今日となってはまだ帰りたくない、ずっとここにいたいという気持ちになりました。

 


特に印象に残っているのはスラム街で出会った子どもたちの笑顔です。

スラム街と聞いて私は「治安が悪く、危険で荒れた場所、近づいてはいけない場所」というイメージが日本で観たTVや新聞等から浮かびました。

 

だから訪問する前は正直怖かったけれど、そこに住む子どもたちの元気で明るい姿、初対面の外国人である私にも笑顔で寄ってきてくれる姿を見たとき、その不安は一瞬にしてなくなりました。

 

住んでいる環境は全く違うけれど、むじゃきに走り回ったりしている所は日本の子どもと重なる部分もありました。

 

 

 

そして、今回一緒にグローリアセブのボランティアに参加した日本人のみなさんのボランティアに対する意識の高さにも驚きました。

 

中には2、3回、グローリアセブのボランティアに参加している人や、ここに来る前に家を建てるボランティアをしていた人等、とても積極的な人が多く、私自身いい刺激を受けました。

 


私はソーシャルボランティアに参加する前に、将来旅行会社で働きたいので観光地より日常、現地人の人達のことを学び、お客様に伝えたいと思っていました。

今回の貴重な体験を通じて自身で肌で感じたことをいろいろな人に知ってもらいたいです。

 

京都だけを見て“日本”とは言えないのと同じように、やはり観光地だけを見ていてはその国を知ったことにならないと思います。

 

また機会があればセブ、もしくは他の国でも今回のような海外ボランティアに参加してみたいです。

 

2016年2月25日~3月2日