フィリピンの貧困層の子どもが教育を受けるために
フィリピンでは、小学生の10人に3人が卒業式を迎えることができないと言われています。
家庭が貧しく、親が教育費や食費を払い続けることができないのです。
親の仕事を手伝わなければならない子どもたくさん。
学校に通い勉強をしたくても貧困がそれを許しません。
グローリアセブは、貧困家庭の子どもが学校へ通い、将来のために適切な教育を受けることができるよう奨学金制度をつくり、授業費用の支援、文具や制服などの学用品の提供を行っています。
また、無料で教育が受けられるフリースクールを運営し、子どもの学力向上につとめています。
支援している子どもたち
グローリアセブが支援している子どもは、毎月、奨学金を給付している特定の子どもたちと、ゴミ山やスラム街などに居住している広域の子どもたちに分かれています。
全員、貧しい家庭に生まれた子どもたちです。
本来なら、学校にも通うことができず、幼い時から家族のために働かなければならない境遇です。
でも、親の理解と子どもの努力で、なんとかギリギリ学校に通っている。
学校での成績は、はっきり言って良くはありません。
理由は、週末や放課後は、家計を助けるために仕事をしないといけないから。
グローリアセブでは、過酷な境遇の中でも、頑張って学校に通っている子どもたを支援しています。
支援している人数(2023年2月現在)
・ストリートチルドレン 12人
・ゴミ山で働いている子ども 35人
・スラム街に暮らしている子ども およそ200人
ストリートチルドレンの教育ボランティア活動
路上で寝泊まりしながらモノ売りをしているストリートチルドレンが学校へ行けるよう奨学金制度をつくり、学用品や授業料を支給しています。
また週末に公園で青空教室を開催し、社会の道徳や集団行動などを教える授業を実施しています。
ゴミ山に暮らす子どもたちへのボランティア活動
ゴミの中から売れるものを探しそれを売って生活しているスカベンジャーへの支援。
劣悪な環境で暮らす子どもが適切な教育を受け、心身ともに健康に育つよう、教育施設の建設、生活環境の改善、食事配給などの支援を行っています。
スラム街や小学校での食事配給ボランティア
貧困家庭では毎日ごはんと小さなおかず一品しか食べていません。
満足な食事を摂ることができないストリートチルドレンや栄養不足になっているスラム街の子ども、そして小学校などで定期的に食事配給の支援活動を行っています。
母親の収入をサポートするフェアトレード活動
子どもが深刻な栄養不足に悩んでいる貧困の母親が少しでも収入を得られるよう、アクセサリーやローソクなどの日用品を作ってもらい、その商品の売上を母親たちへ還元する支援活動です。
グローリアセブでは材料の支給、技術指導、そして販売支援を行っています。
遊具施設の設置作業
山の集落にはほとんど娯楽がありません。子どもたちはお出かけやお買い物などに行く機会もありません。
子どもが健全に遊べるよう山の集落に滑り台やブランコなどの遊具施設を設置していく活動を行っています。
セブ島の子どもたちを支援するプログラム
グローリアセブが行っている支援活動に、一緒に参加いただけるプログラムを用意しています。
・ボランティア、スタディーツアー、インターンシップなどへの参加
子どもたちに食事を配給したり、一緒に遊びながら途上国の実情を知るボランティア。
国際協力や貧困支援に興味のある方はセブ島での海外短期ボランティアにご参加ください。
・子どもの就学を支援する里親会員
家が貧しく学校に通うことのできない子どもたちに、奨学金や学用品を提供する里親会員プログラム。
小学生から高校生の子どもたちを、グローリアセブと共に支援していただく里親を募集しています。
詳しくは里親会員のページをご覧ください。
フィリピンセブ島 春休み・夏休みボランティア募集
・ご寄付
グローリアセブの活動を支援していただく寄付を募っています。
会員になって、私たちの活動をサポートしてください。
また、衣服や文房具など、物資による寄付も受け付けています。
詳しくは、ご寄付のページをご覧ください。
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