フィリピンの台風ヨランダ、災害と支援
2013年11月8日、フィリピン中部、セブ島を含むビサヤ地方を900ヘストパスカルと言う大型台風ヨランダが襲い、8,000人以上の死者、行方不明者を出しました。
日本でもレイテ島などの被害の様子がニュースに流れましたので、ご記憶の方も多いと思います。
その台風被害から4か月が経ち、少しづつ復旧は進んではいるものの、職をなくして路頭に迷う家族、校舎が崩壊し小学校に通うことができない子供たちなど、今もなお辛くて厳しい生活を送っている人たちが大勢います。
台風災害の後、世界各国から支援や義援金が集まり、日本からも自衛隊や医療チームが支援に駆けつけました。
大規模災害の場合、その国の政府だけでは対応することができません。
フィリピンのほとんどの人たちが今回の支援に感謝をしています。
他の人のことを、自分のことのように考える精神
フィリピンは人口の80%以上がカトリック信者のため、困っている人を助ける精神がとても強いのですが、それは単純に裕福な人が困っている人を助ける、と言う構図ではありません。
今回の台風災害では、直接的に被害に遭わなかったセブ市内の貧困層の人たちも、レイテ島などの被災地へ自分たちが持っているわずかな食糧や衣料を集めて送っています。
困っている人を、自分のこととして考えるんです。
人はみんな何かの問題を抱え、悩みを持ちながら生きています。
そしてそのことを考えれば考えるほど辛くなっていくもの。
自分のことよりもまず、家族、友人、そして周りの人に目を配り、お互いが助け合いながら生きていくことができれば、自分の問題や悩みはだんだんと小さなものに感じてきます。
東日本大震災発生後、日本よりも経済的に豊かでない国々が多くの支援をしてくれました。
フィリピンも100人規模の支援隊と医療隊を日本に派遣し仙台市や南三陸町の人たちへの支援活動を行いました。
被災地の方々は、彼らの気持ちと行動に感謝をしてくれていると思います。
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