学校に行けない子どもたち | フィリピンの労働児童


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学校へ行けない子どもは労働児童

フィリピンの子どもはとても勉強熱心で、学校で学んだり教育を受けるのが義務ではなく積極的に行っています。
先生の教えはもちろん、教育実習やボランティアで来た学生OJTの話にも耳を傾けメモを取ります。
物覚えもとても良く、一度教わった内容は忘れません。

 

日本から来るボランティアさんは日本語や日本の歌を教える機会があるのですが、ボランティアさんが帰国してからも、「ありがとう」「こんにちは」はもちろん、1~10まで言えたり日本語で自己紹介ができる子もいます。

 

貧困と言われる子がなぜ教育に貪欲なのか。
そして貧困のために児童労働を強いられ学校に行けない子どもが多いフィリピンの貧困をレポートします。

 

フィリピンの小学生

将来の夢を実現するために学校に行く子ども

あなたが小学生のころ、将来の夢やなりたい職業をすぐに言えだでしょうか?
フィリピンの子どもは夢や職業をすぐ答えます。
先生、キャビンアテンダント、警察官、船乗りなど。
中でも先生は一番の人気で、その理由を聞くと「子どもに読み書きや道徳教育を教えたい」と言う答えが返ってきます。

 

教育者になるのであればしっかり教育を受けなければなりません。
学校での教育だけではなく、学ぶ機会があれば真剣なまなざしで話を聞きメモを取ります。

子どもはなぜ仕事に就きたいのか

もうひとつ質問します。なぜあなたは将来職業に就きたいのか、仕事をしたいのですか?

 

ほとんどの日本人は、きっと明確に答えることができないでしょう。

フィリピンの子どもが教育を受け、仕事に就きたいと思う理由は家族を貧困から救うためです。

 

実はなりたい職業で人気の先生も、先生になったら継続的な収入を得られ家族を貧困から救えると考えているからなんです。
特に貧困の子どもは生活圏が狭く、多くの職業や仕事を知りませんので、身近な先生を目標にします。

 

フィリピンの子供

教育を受けたいのに学校に行けない貧困の子ども

これほど学校で教育を受けてたいと思っている子どもたちですが、実際は学校に行けない子どももたくさんいます。
フィリピンの公立学校は授業料は無料ですが、文具や制服、PTA会費など支払いが必要となります。
また学校給食がありませんので子どもはお弁当を持参する必要があります。

 

これらの出費が続き、結局学校を卒業できずドロップアウトしてしまう子が、小学校の場合30%にも上ります。
また、貧困で小学校に入学させることもできない家庭もあります。

 

 

もうひとつの理由が就職です。
フィリピンには国民の人口に見合った就職先や仕事がなく、学校を卒業してもスーパーやファストフード店で期間限定の雇用に応募するしかありません。

 

大企業や有名企業で正社員として採用されるためには、大学をトップクラスで卒業し、かつ大学院や専門学校で2年間、教育を受ける必要があります。
一握りの学生だけが正社員として採用される資格を得るんです。

フィリピンの家族

母親は学校に行かせたいと願っている

貧困層では母親や父親は小学校も卒業していない場合があります。
自分は義務教育すら受けていないから、せめて子どもには学校で教育をと願う母親は多いです。
一方で大学を卒業しても正社員として安定した収入が得られないのであれば、学校など行かせず家の仕事を手伝わせる貧困家庭もあります。労働児童です。

 

将来の収入よりも今日の収入を優先させる貧困層は、学校に通わせず労働児童としての働きを求めます。
学校に通わせることの大切さを貧困の人たちは理解できません。

 

教育が貧困の連鎖を救う

あなたがフィリピンの貧困家庭の母親だったらどう考えますか?
安定収入を得る可能性が少なくても、学費を払い学校に行かせるか。
または教育を受けても仕事があるかどうかわからないのなら、学校に行かせることは時間とお金の無駄と考え児童労働をさせるか。

 

学校教育を受け多くを学ぶことで将来の夢をかなえる方法がわかります。
学校で友だちとコミュニケーションすることで知識が深まり感性も磨かれます。

 

国際ボランティア団体、グローリアセブでは貧困のため学校に行けない子どもや労働児童を対象に教育を受けるための奨学金制度を作っています。

 

学校に行けない子どものフリースクール

学校に行けない子どもを支援する教育ボランティア

貧困で学校に行けない子どもは母親もおばあちゃんも労働児童でした。
ですので学校で教育を受けなくても今日食べていく分だけの日銭は稼ぐことはできると考えています。

 

グローリアセブでは児童労働を強いられている貧困の子どもを対象としたフリースクールを行っています。
フリースクールにはフィリピンの子どもの教育支援ボランティアとして参加できますので興味のある方はお問い合わせください。

 

貧困を救うのは児童労働で日銭を稼ぐことではなく、学校教育を受けることです。

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