ひな 東京農業大学3年
短い間でしたが、約1週間ありがとうございました!
とてもあっという間で内容の濃い1週間でした。
私がグローリアセブのボランティアに参加した理由は、中学生の頃から世界の貧困問題に関心が強く、大学生活のうちに貧困地域を訪れ、何かしらの貢献がしたいという気持ちからでした。
私はボランティアに参加する前はスラムに暮らす人々に、不幸で可哀想というイメージをもっていました。
しかし、実際に行ってみると、もちろん日々の生活への苦労はありましたが、子供たちの笑顔で明るく無邪気な姿、将来の夢を持ち勉強熱心な姿、家族とのたわいの無い時間を大切にする姿を目で見て、貧困だから不幸という考え方は間違っていることに気が付きました。
斉藤さんもおっしゃっていましたが、物質的な豊かさではなく、手に取れる幸せで暮らしている彼らにこれから生きる上でとても大切なことを教えてもらったように思います。
また1週間を通して、フィリピンの人の温かさに感動しました。
活動場所では、子供たちがとても明るく、笑顔で迎え入れてくれ、活動外でもすれ違ったり目が合ったりした際には、ニコッと笑って気軽に挨拶してくれました。
それは、フィリピン人の社交的な性格の現れだと感じました。
また、スラムにて、幸せな時間は家族と過ごす時間、子供たちの将来の夢は先生やお医者さんなど、人に尽くす仕事が多いことから、家族や人への思いやり、奉仕精神が強く、それは家族や周りの人と協力し合って生きていることが関係しているのだろうと思いました。
さらに、印象的だった話は、ごみ山が閉鎖されると、そこで働く人々はまた別のごみ山へ移住するという話です。
その仕事しか知らないからという理由で、他の仕事を選べないことにもどかしさを感じ、もっと教養があれば他に生きていく方法を考えることができるのではないかと思いました。
この留学を通して、将来について悩んでいた私は、自分の夢や理想の実現、イメージする将来像についての考えを深めることができ、今回の留学への挑戦が自分の自信にも繋がりました。
また、子供たちや留学生との出会い、家族や友達など身近な人々の支えに心から感謝し、今後も当たり前の生活が送れることに感謝を忘れずに生きていきたいと感じました。
一生忘れられない貴重な経験をありがとうございました。
またいつか、絶対にセブを訪れたいと思います。
2024年8月
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