ボランティアの起こりは1600年代イギリスやアメリカで始まったとされています。

当時は自衛や独立を応援する人たちの活動で、貧困や弱者を支援するボランティアは1900年ごろから。
世界最大規模の団体 国際赤十字は1864年に誕生しました。

日本におけるボランティア元年は1995年、阪神淡路大震災が契機と言われています。
以降、個人の市民ボランティア、またNPOやNGOの活動が社会の中で重要性を増してきました。

活動は身近な場所にとどまらす遠くの被災地に足を運んだり、海外に出て国際協力ボランティアに参加する大学生も少なくありません。

ボランティアの必要性と目的について考えていきます。

海外ボランティア

ボランティア社会がはじまる

高齢化や所得格差により生活上の利便性が制限され、自分の意思にかかわらず一般の人よりも低い生活の質を余儀なくされている人たちがいます。
この社会的弱者は特に発展途上国に多く、東南アジアやアフリカでは裕福層と貧困層の格差は広がる一方。

でも、弱者には毎日のサポートが必要になるため国や地域行政では支援しきれない。
そこで個人やボランティア団体の手助けが必要不可欠に。

これからは助け合いによる共生、
ボランティア社会になっていくでしょう。

ボランティアは自己を成長させる

ボランティアと聞くと、多くの日本人は無償で一方的に奉仕する活動をイメージするのでは。

様々な文献にも、
ボランティアとは自発的に無償で他者のために行う活動。
と定義されています。

自らの利得を前提としてはならない。
本当にそうでしょうか。

ボランティア活動を通して自分が成長できる
知らなかったことがわかる
人とのつながりができる

ボランティアには必ず利己があるのです。

利他のみを考え、自己の利益を一切排除したボランティアは続きません。
誰かを助けて自分のためにもなるのが理想の姿。

それは偽善とは違います。

ボランティアに参加する大学生の目的

困っている人のためになにか自分にできることをしたい
これは最初の利他の動機。

でも、
自分が研究しているテーマを学びたい
就活に役立てたい
知らない世界を見てみたかった

このような動機や目的を併せ持って、活動に参加する大学生が半数以上です。

公益財団法人日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo)が行った、全国学生1万人~ボランティアに関する意識調査2017~によると、ボランティアをはじめる最大のきっかけとして、27.5%もの学生が、「自己実現・自分自身のため」と答えています。

自分の経験や学びのために、ボランティアを利用してる実態が読み取れます。

また、内閣府が2014年に実施した調査結果でも、ボランティア参加の動機として一番に挙げられているのは「活動を通じて自己啓発や自らの成長につながると考えたため(43.1%)」です。

調査資料
ボランティア関係参考資料 内閣府 市民活動促進担当

利己のボランティア活動は利他にもなるのです。
利己と利他は重なっている。

動機は利他、結果は利己。
これがボランティアを継続可能にするカタチです。

ボランティアに優先順位はない

日本にも困っている人たちがたくさんいる。
国際協力の前に、まず日本人からでしょう。

こう考える日本人も少なくないはず。

世界にも困っている人がたくさんいます。
いえ、社会的弱者の数は日本の比ではない。

日本で、弱者や子どもたちの支援をしたいと考える人は、その活動にぜひ関わってください。
あなたの支援を必要としている人たちはたくさんいます。

海外に目を向けている人は国際貢献の活動を考える。

ボランティアに優先順位や、どちらが良い悪いはありません。
自分にできること、やってみたいことをやればいいのです。

国内でのボランティアでも国際協力でも、大切なのは、まず行動すること。
考えているだけでは何も結果は生まれません。

まずボランティアに参加してみる。
そうすれば必ず結果が生まれます。
自分にも見返りがある。

難しいことは考えず、自分の興味ある分野で社会貢献に関わる活動をしてみてはどうでしょうか。

 
 
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