2022年1月1日

台風が上陸した12月16日以降、街から飲用水が消えました。
 
フィリピンの人たちは、5ガロン(約19リッター)の飲用水タンクを70円ほどで購入し、飲み水や料理用としてつかっているのですが、ウォーターステーションが被害に遭ったため、現在、ほとんど販売されていません。
 
売っていたとしても、定価の5~10倍に高騰してます。
 
 
今日は、50世帯分の飲料水を、スラム街の人たちに配給しました。
 
しかし、まだまだ足りません。
僕たちも、支援用の水の確保は、とても困難な状況です。
お金を出しても、買えないんです。
 
でも、なんとかして水を確保し、これからも配給をしていきます。
 
 
2021年12月30日

【台風22号(オデット) セブ義援金プロジェクト】
 
2021年12月16日に、最大瞬間風速75メートルを記録した、大型台風22号(比名:オデット)が、セブ島およびビザヤ地区に上陸し、過去最大級の甚大な被害が出ています。
 
被災された方々の支援のために、セブ日本人会が中心となり、関係協力団体及び企業、有志一同で「台風22号(オデット) セブ義援金プロジェクト」が立ち上がりました。
 
グローリアセブは、協力現地ボランティア団体のひとつとして、このプロジェクトに参加中。
 
今日は、100世帯に、500kgのお米と缶詰を届けてきました。
みんな、水も電気もない生活を強いられているけど、笑顔だったので少しホッとしました。
 
 
プロジェクトの内容や、義援金のお申し出につきましては、セブ日本人会のフェイスブックをご覧ください。
 
 
2021年12月23日

台風22号(フィリピン名:オデット)が、12月16日の夜、セブ市を直撃しました。
 
台風から1週間経過した現在も、大半の家庭では電気、水道、そして通信回線が不通の状態がつづいています。
 
食糧不足や家屋の崩壊など、問題は山積みなのですが、いま、セブの人たちがもっとも困っているのは、飲み水とケータイの電源の確保です。
飲料水は、どこにも売っていません。
家族や友人と連絡を取りたくても、ケータイはバッテリー切れ。
 
グローリアセブが支援している子どもたちとも、連絡が取れない状況ですが、無事であることを願うばかりです。
 
この状況は、年内いっぱい、または来年まで続くことが予想されていますが、身動きが取れるようになったら、食糧や水を、子どもたちの家庭に届けます。
 
 
2021年10月16日

大学のNGOグループが、公益財団との協働で、セブの子どもたちのために古着や文具を集める活動を行っています。
 
日本では古着でも、フィリピンの人たちにとっては貴重な衣服ですので、服や靴はとても喜ばれます。
 
物資がセブに届き次第、スラム街やゴミ山に暮らしている人たちに配布する予定です。
 
 
「いまは、フィリピンに行けないから、日本でなにかできることはないか?」との問い合わせをたくさんいただきます。
 
古着や靴、文房具などの物資を集めたり、クラウトファンディングやネット募金を活用して寄付金を募るなど、個人でもグループでも、できることはあります。
 
支援活動にご興味のある方はご連絡ください。
 
お問い合わせ先
 


 
2021年10月8日

日本から送られてきたたくさんの古着と文房具を、スラム街の子どもたちへ配布しました。
 
ロックダウンのため、子どもは外出禁止で、学校にも行けません。
早く子どもたちが自由に遊べる日が来るよう願いながら、支援の活動を行っています。
 
 
2021年6月19日

ゴミ山で働くスカベンジャーのみなさんへ、食糧と生活物資を配給。
 
 
2021年6月6日

スラム街に住む人たちと、グローリアセブが奨学金で就学を支援している子どもたちの家族へ、お米と即席めん、マスク、そしてお菓子を配給しました。
 
フィリピンは今もなお、ロックダウンがつづいていて、貧困層の人たちは仕事をすることもできていません。
 
また、15歳以下の子どもは外出も制限されているので、ストレスも溜まっています。
 
それに輪をかけるような事態が、雨季になったこと。
フィリピンは6月~10月が雨季ですが、簡素な家に住んでいる子どもたちの家は、土砂降りが続くとすぐに床上浸水となってしまい、雨が降るたびに避難を余儀なくされています。
 
そんな過酷な条件で暮らしている人々ですが、少しでも笑顔になってもらえるよう、支援をつづけています。
 
 
2021年3月
セブのスラム
グローリアセブが支援しているスラム街の家族へ、10kgのお米と食糧品を配給しました。
彼らはドブ川の上に簡素な家を建て、大家族で暮らしています。
 
母親の仕事は、洗濯物の請負、道路掃除、家政婦など。
父親は日雇いの肉体労働で、わずかな収入を得ていました。
 
でも、ロックダウンで外出が制限されている今、その収入でさえ得ることができなくなっています。
 
グローリアセブでは定期的に、支援先の家族へ食糧を届けています。
 
 
2021年3月
セブのストリートチルドレン
日本の大学サークルから送っていただいた160足の靴を、ストリートチルドレンとスラム街の子どもたちへ配布しました。

貧困層の子どもは、裸足で歩いている子も珍しくありませんので、スニーカーはとても喜ばれます。
 
グローリアセブでは、古着や靴の支援物資を受け付けています。
 
YouTubeで動画を観てみる
 
 
2021年2月

セブ市内の貧困地域で、物資の配給活動を行いました。
 
古着や靴など、グローリアセセブのボランティアに参加した方をはじめ、たくさんの支援者から送られてきた支援物資です。
 
マスク 10,000枚
お米 200kg
古着、靴
文房具
 
グローリアセブでは定期的に、貧困層へ物資を届ける支援活動を行っています。
 
 
12月

・クリスマスプレゼント
クリスマスの時期には毎年、セブ市内のスラム街を訪問し、お菓子やおもちゃなどのプレゼントを手渡していました。
でも、外出制限が行われている現在、そのような活動はできません。
 
そこで、今回に限り、子どもたちの母親に現金を渡し、好きなものを買ってもらうことにしました。
しかし、子どもたちが購入したものは、お米や缶詰などの食糧品やノートなどの学用品。
 
コロナ禍で生活が苦しい様子が、ひしひしと伝わってきます。
 
 
10月

・オンラインでの教育活動を開始
グローリアセブが行っている支援活動は、物資の提供だけではありません。
貧困層の子どもたちが学校の勉強についていけるよう、毎週、補修授業を行っていました。
 
しかし、コロナ禍のため、現在は15歳以下の子どもの外出が制限され、屋外での教育活動はできません。
 
そこで、10月からGoogle Meetを活用し、子どもたちへオンラインで補修授業をスタートしました。
英語や国語、そして道徳などの学習機会を提供することで、学校からの落ちこぼれを防いでいます。
 
 
9月26日

今日、コロナによって収入をなくしてしまった60世帯へ、食糧配給を行い、今回のフードサポートプロジェクト(以下FSP)の活動は、ひとまず完了しました。
 
予定よりも多くのご支援をいただけたため、160世帯へ食糧を届けることができました。
 
 
自助・共助・公助と言うことばがあります。
困難なことが起きたとき、まず、自分でできることは自分で行い、次に周りの人たちと助け合い、最後に行政が公的な支援を行う。
 
フィリピンはカトリックの国です。
カトリックの教えは、「分かち合い」と「助け合い」
つまり共助の精神です。
 
食べ物がない人がいたら、たとえ見ず知らずの人であっても、誰かが食べ物を与える、と言う文化がフィリピンにはあります。
 
でも、国民の大多数が収入を減らしている現在のコロナ禍では、人助けをできる余裕のある人はいません。
裕福層ですら、自助で精一杯です。
 
そんな時は、国による公助が重要になるのですが、フィリピン政府に、国民を援助するだけのお金はありません。
 
 
今回のFSPでは、160世帯、およそ800人の人たちに、食糧を届けました。
みんなコロナ禍で、自助はおろか、共助も公助も得ることができなかった貧困層です。
 
それだけに、FSPにご支援いただいたみなさまからの食糧が、どれだけ助かったか、そして喜んだかは、言うまでもありません。
 
それは、食糧と言う「物資」だけではなく、支援の「気持ち」が、彼らを励ますことになったのです。
自分のことを想ってくれる人が、世界のどこかにいる。
 
残念ながら、彼らは、FSPのご支援者、おひとりおひとりのことは知りません。
ですので、彼らの感謝の気持ちは、すべての日本人へのものです。
 
その意味で、今回のFSPへのご支援は、フィリピンの貧困層への食糧支援にとどまらず、日本人の価値を高めたご支援、と言っても過言ではないと思っています。
 
 
9月18日

今日、食糧を届けたのは、セブ市内の観光地、サントニーニョ教会で、地元の人や海外からの観光客を相手に、ローソクや土産物を売って生計を立てていた6世帯。
 
コロナ前までは、教会を訪れる観光客や、地元の人を相手に、商売をしていたのですが、コロナ禍で教会は閉鎖。
5か月間、収入がありませんでした。
 
今月になって規制が少し緩和され、教会は人数制限の元で開かれましたが、訪れる人たちはまばら。
観光客はゼロ。
 
まだまだ、厳しい生活を強いられています。
 
 
コロナ禍で苦しむ人たちに、一か月分の食糧を届けるフードサポートプロジェクト。
今日で、目標としていた100世帯の家族への配給を達成しました。
 
でも、コロナの影響で収入がなくなってしまった人たちは、まだ大勢います。
 
グローリアセブでは、現地で活動している強みをいかして、ひきつづき支援を継続していきます。
 
 
9月16日

グローリアセブでは、路上で物売りをしているストリートチルドレンと、その家族の支援をしています。
 
彼らはセブ市内の観光地で、土産物や菓子、ローソクを売って生計を立てています。
 
コロナ禍によって、4月から観光地は閉鎖され、商売をすることはできません。
半年に渡り、無収入の状態がつづき、いまは、行政から配給されるお米を炊き、お醤油をかけて食べているような状況。
 
子どもたちの実家がある山村集落を訪問し、1か月分のお米と食糧を配給しました。
 
 
9月14日

ゴミ山に住む7世帯の家族へ、一か月分の食糧を配給。
併せて、ボランティアさんから送ってもらった靴と古着を配りました。
 
ゴミ拾いで生計を立てている人たちのことを、スカベンチャーと言います。
彼らは、ゴミ収集車で運ばれてくるゴミの中から、売れるものを拾い集め、それを廃品回収業者に買ってもらっています。
 
でも、コロナ禍のいま、ゴミは運ばれてくるけど、そのゴミを買ってくれる業者がいません。
 
 
コロナ騒動の前、スカベンジャーの一か月の収入は、良いときで1万円。
フィリピンで定められている最低賃金は、1日約900円なので、半分以下。
 
それがコロナ騒動のため、収入はもっと減ってしまいました。
 
 
コロナ前までは、ここのゴミ山に毎週来て、子どもたちにごはんの配給をしていましたが、今回は半年ぶりの訪問。
 
子どもたちの様子がとても気になっていましたが、まずは元気そうだったので良かったです。
 
 
9月11日

セブのスラム街に住む50世帯へ食糧を配給。
 
この場所は以前、墓地でした。
住民は、お墓に家を建て、ヤギやニワトリの畜産で生計を立てていました。
いわゆる墓地スラムです。
 
5年前の大火で、墓地も家も焼失。
住民は、路上で食べ物を売ったり、洗濯や縫物の内職で、細々と暮らしていました。
 
でも、コロナ感染によって3月からはじまったロックダウンで、仕事はなくなり、いまは、毎日の食べ物にも困っている状態です。
 
 
フードサポートプロジェクトにご支援いただいたみなさまのおかげで、50世帯の人たちに、およそ一か月分の食糧を届けることができました。
 
 
9月9日

今日は、廃品回収業で生計を立てていた、36世帯の家庭へ食糧を届けました。
 
ここでは毎週、子どもたちへの食事配給や、アクティビティを行っていたのですが、コロナ禍のため4月以降、支援ができていませんでした。
 
子どもたちの様子がとても心配だったのですが、みんな元気そうでなにより。
 

食糧と併せて、グローリアセブのボランティアに参加したみなさんから送っていただいた靴や古着も配布。
 
みんな、とても喜んでくれました。
 
 
フードサポートプロジェクト

100世帯の子どもたち他に食糧を届けるプロジェクト

コロナ禍で、食べるものも底をついている子どもたちとその家族へ、1か月分の食糧を届けるフードサポートプロジェクト。
 
クラウドファンディングでの資金調達を行い、679,000円のご支援をいただくことができました。
 
プロジェクトの進行状況は、今後、このプログでご報告していきます。
 
 

セブの状況と支援

フィリピンのセブ島では、3月28日から、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためのロックダウンが施行されています。
 
ロックダウンは8月末までつづくことが決定していますが、その後も、規制は継続する見込みです。
 
・役場から配布された外出許可証を持った人のみが外出できる
・外出は週に4日間。その目的も、生活に必要不可欠な物資の購入のみと定められている
・20歳以下と60歳以上の人は、理由にかかわらず外出禁止
・外出時はマスクの着用が義務付けられ、違反すると罰金または逮捕
 
 
グローリアセブでは、現在、20名の奨学生の教育支援、および6か所のスラム地区に住む子どもたちの食事を支援しています。
 
 
子どもたちの家族は、元々、路上での物売りや、廃品回収業などを営み、収入を得ていました。
しかし、ロックダウンによって、彼らの商売は一切禁止に。
 
もう、5か月間、収入が途絶えています。
 

グローリアセブが行っていた、フリースクールや食事配給の支援も、ロックダウン中はできません。
 
 
支援活動は現場仕事です。
リモートでできることはほとんどありません。
SNSで、子どもたちの近況を確認したり、アドバイスをすることぐらい。
 
でも、コロナ禍で苦しんでいる子どもたちのために、地道ですが支援の活動は継続しています。
 
 
 
食糧の配給

行政から支給されるのはお米だけ。
おかずが買えない家庭では、ごはんにお醤油をかけて食べている。
奨学生の全家庭に、食糧品を配給しています。
 
 
スラム街への支援金

本来、グローリアセブでは、現金による支援はほとんど行っていません。
でも、現地に行けないいまは緊急事態。
 
現在は、食事配給を行っていたスラムへ、食糧を購入するための支援金を送金しています。
 
 
奨学金の給付

コロナ禍のため、学校の再開は10月5日の予定です。
(通常は6月1日)
 
学校は、オンライン学習か、モジュール(単位)と呼ばれる学習のどちらかを選択するようになります。
貧困層の子どもたちはタブレットは持っていません。
自宅にWi-Fi環境もありません。
 
でも、古いスマホと、通話料を支払うことができれば、オンラインでの学習が受けられる。
その資金の一部を、支援しています。
 
 
小学校への寄付

モジュールと呼ばれる授業は、子どもが自宅で行う宿題です。
保護者が毎朝、学校から渡されるプリントを受け取って、子どもが自宅で宿題を行います。
 
学校側は、膨大な枚数のプリントを用意しなければなりません。
 
いままでも、学校へインクジェットプリンターの寄付を定期的に行ってきましたが、今回は高速のレーザープリンターが必要不可欠。
子どもたちの学習のため、公立小学校へ、レーザープリンターを寄贈しました。
 
 

 
支援の継続
フィリピンのコロナ規制は、日本の何倍も厳しいものです。
理由は、医療体制の脆弱さと、ソーシャルディスタンスを保つことができない国民性。
 
大統領は、「有効なワクチンが開発されるまで、元の生活には戻れない」と言っています。
 
つまり、貧困層は、今年はもう収入を得られないと断言しているようなもの。
 
国の予算も少ないので、日本のように、国民に現金を給付することもできず、役場からたまに配給されるお米のみ。
 
 
グローリアセブでは、支援している子どもたちとその家族が飢えることのないよう、これからも、できる限りのサポートをつづけていきます。
 
 
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