コロナ禍に苦しむセブ島の人たちへの支援活動

9月26日

今日、コロナによって収入をなくしてしまった60世帯へ、食糧配給を行い、今回のフードサポートプロジェクト(以下FSP)の活動は、ひとまず完了しました。
 
予定よりも多くのご支援をいただけたため、160世帯へ食糧を届けることができました。
 
 
自助・共助・公助と言うことばがあります。
困難なことが起きたとき、まず、自分でできることは自分で行い、次に周りの人たちと助け合い、最後に行政が公的な支援を行う。
 
フィリピンはカトリックの国です。
カトリックの教えは、「分かち合い」と「助け合い」
つまり共助の精神です。
 
食べ物がない人がいたら、たとえ見ず知らずの人であっても、誰かが食べ物を与える、と言う文化がフィリピンにはあります。
 
でも、国民の大多数が収入を減らしている現在のコロナ禍では、人助けをできる余裕のある人はいません。
裕福層ですら、自助で精一杯です。
 
そんな時は、国による公助が重要になるのですが、フィリピン政府に、国民を援助するだけのお金はありません。
 
 
今回のFSPでは、160世帯、およそ800人の人たちに、食糧を届けました。
みんなコロナ禍で、自助はおろか、共助も公助も得ることができなかった貧困層です。
 
それだけに、FSPにご支援いただいたみなさまからの食糧が、どれだけ助かったか、そして喜んだかは、言うまでもありません。
 
それは、食糧と言う「物資」だけではなく、支援の「気持ち」が、彼らを励ますことになったのです。
自分のことを想ってくれる人が、世界のどこかにいる。
 
残念ながら、彼らは、FSPのご支援者、おひとりおひとりのことは知りません。
ですので、彼らの感謝の気持ちは、すべての日本人へのものです。
 
その意味で、今回のFSPへのご支援は、フィリピンの貧困層への食糧支援にとどまらず、日本人の価値を高めたご支援、と言っても過言ではないと思っています。
 
 
9月18日

今日、食糧を届けたのは、セブ市内の観光地、サントニーニョ教会で、地元の人や海外からの観光客を相手に、ローソクや土産物を売って生計を立てていた6世帯。
 
コロナ前までは、教会を訪れる観光客や、地元の人を相手に、商売をしていたのですが、コロナ禍で教会は閉鎖。
5か月間、収入がありませんでした。
 
今月になって規制が少し緩和され、教会は人数制限の元で開かれましたが、訪れる人たちはまばら。
観光客はゼロ。
 
まだまだ、厳しい生活を強いられています。
 
 
コロナ禍で苦しむ人たちに、一か月分の食糧を届けるフードサポートプロジェクト。
今日で、目標としていた100世帯の家族への配給を達成しました。
 
でも、コロナの影響で収入がなくなってしまった人たちは、まだ大勢います。
 
グローリアセブでは、現地で活動している強みをいかして、ひきつづき支援を継続していきます。
 
 
9月16日

グローリアセブでは、路上で物売りをしているストリートチルドレンと、その家族の支援をしています。
 
彼らはセブ市内の観光地で、土産物や菓子、ローソクを売って生計を立てています。
 
コロナ禍によって、4月から観光地は閉鎖され、商売をすることはできません。
半年に渡り、無収入の状態がつづき、いまは、行政から配給されるお米を炊き、お醤油をかけて食べているような状況。
 
子どもたちの実家がある山村集落を訪問し、1か月分のお米と食糧を配給しました。
 
 
9月14日

ゴミ山に住む7世帯の家族へ、一か月分の食糧を配給。
併せて、ボランティアさんから送ってもらった靴と古着を配りました。
 
ゴミ拾いで生計を立てている人たちのことを、スカベンチャーと言います。
彼らは、ゴミ収集車で運ばれてくるゴミの中から、売れるものを拾い集め、それを廃品回収業者に買ってもらっています。
 
でも、コロナ禍のいま、ゴミは運ばれてくるけど、そのゴミを買ってくれる業者がいません。
 
 
コロナ騒動の前、スカベンジャーの一か月の収入は、良いときで1万円。
フィリピンで定められている最低賃金は、1日約900円なので、半分以下。
 
それがコロナ騒動のため、収入はもっと減ってしまいました。
 
 
コロナ前までは、ここのゴミ山に毎週来て、子どもたちにごはんの配給をしていましたが、今回は半年ぶりの訪問。
 
子どもたちの様子がとても気になっていましたが、まずは元気そうだったので良かったです。
 
 
9月11日

セブのスラム街に住む50世帯へ食糧を配給。
 
この場所は以前、墓地でした。
住民は、お墓に家を建て、ヤギやニワトリの畜産で生計を立てていました。
いわゆる墓地スラムです。
 
5年前の大火で、墓地も家も焼失。
住民は、路上で食べ物を売ったり、洗濯や縫物の内職で、細々と暮らしていました。
 
でも、コロナ感染によって3月からはじまったロックダウンで、仕事はなくなり、いまは、毎日の食べ物にも困っている状態です。
 
 
フードサポートプロジェクトにご支援いただいたみなさまのおかげで、50世帯の人たちに、およそ一か月分の食糧を届けることができました。
 
 
9月9日

今日は、廃品回収業で生計を立てていた、36世帯の家庭へ食糧を届けました。
 
ここでは毎週、子どもたちへの食事配給や、アクティビティを行っていたのですが、コロナ禍のため4月以降、支援ができていませんでした。
 
子どもたちの様子がとても心配だったのですが、みんな元気そうでなにより。
 

食糧と併せて、グローリアセブのボランティアに参加したみなさんから送っていただいた靴や古着も配布。
 
みんな、とても喜んでくれました。
 
 
フードサポートプロジェクト

100世帯の子どもたち他に食糧を届けるプロジェクト

コロナ禍で、食べるものも底をついている子どもたちとその家族へ、1か月分の食糧を届けるフードサポートプロジェクト。
 
クラウドファンディングでの資金調達を行い、679,000円のご支援をいただくことができました。
 
プロジェクトの進行状況は、今後、このプログでご報告していきます。
 
 

セブの状況と支援

フィリピンのセブ島では、3月28日から、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためのロックダウンが施行されています。
 
ロックダウンは8月末までつづくことが決定していますが、その後も、規制は継続する見込みです。
 
・役場から配布された外出許可証を持った人のみが外出できる
・外出は週に4日間。その目的も、生活に必要不可欠な物資の購入のみと定められている
・20歳以下と60歳以上の人は、理由にかかわらず外出禁止
・外出時はマスクの着用が義務付けられ、違反すると罰金または逮捕
 
 
グローリアセブでは、現在、20名の奨学生の教育支援、および6か所のスラム地区に住む子どもたちの食事を支援しています。
 
 
子どもたちの家族は、元々、路上での物売りや、廃品回収業などを営み、収入を得ていました。
しかし、ロックダウンによって、彼らの商売は一切禁止に。
 
もう、5か月間、収入が途絶えています。
 

グローリアセブが行っていた、フリースクールや食事配給の支援も、ロックダウン中はできません。
 
 
支援活動は現場仕事です。
リモートでできることはほとんどありません。
SNSで、子どもたちの近況を確認したり、アドバイスをすることぐらい。
 
でも、コロナ禍で苦しんでいる子どもたちのために、地道ですが支援の活動は継続しています。
 
 
 
食糧の配給

行政から支給されるのはお米だけ。
おかずが買えない家庭では、ごはんにお醤油をかけて食べている。
奨学生の全家庭に、食糧品を配給しています。
 
 
スラム街への支援金

本来、グローリアセブでは、現金による支援はほとんど行っていません。
でも、現地に行けないいまは緊急事態。
 
現在は、食事配給を行っていたスラムへ、食糧を購入するための支援金を送金しています。
 
 
奨学金の給付

コロナ禍のため、学校の再開は10月5日の予定です。
(通常は6月1日)
 
学校は、オンライン学習か、モジュール(単位)と呼ばれる学習のどちらかを選択するようになります。
貧困層の子どもたちはタブレットは持っていません。
自宅にWi-Fi環境もありません。
 
でも、古いスマホと、通話料を支払うことができれば、オンラインでの学習が受けられる。
その資金の一部を、支援しています。
 
 
小学校への寄付

モジュールと呼ばれる授業は、子どもが自宅で行う宿題です。
保護者が毎朝、学校から渡されるプリントを受け取って、子どもが自宅で宿題を行います。
 
学校側は、膨大な枚数のプリントを用意しなければなりません。
 
いままでも、学校へインクジェットプリンターの寄付を定期的に行ってきましたが、今回は高速のレーザープリンターが必要不可欠。
子どもたちの学習のため、公立小学校へ、レーザープリンターを寄贈しました。
 
 

 
支援の継続
フィリピンのコロナ規制は、日本の何倍も厳しいものです。
理由は、医療体制の脆弱さと、ソーシャルディスタンスを保つことができない国民性。
 
大統領は、「有効なワクチンが開発されるまで、元の生活には戻れない」と言っています。
 
つまり、貧困層は、今年はもう収入を得られないと断言しているようなもの。
 
国の予算も少ないので、日本のように、国民に現金を給付することもできず、役場からたまに配給されるお米のみ。
 
 
グローリアセブでは、支援している子どもたちとその家族が飢えることのないよう、これからも、できる限りのサポートをつづけていきます。
 
 
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