思いやりのあるコミュニケーション

澄佳 20歳 大学生

 

いきなり外国人がクラスに現れて、小学生はびっくりしないかな、受け入れてもらえるのかな…と初日は少し緊張しました。

 

でも教室に入ると、子供たちは驚くほど暖かく私を迎え入れてくれたのでとても安心しました。

 

日本に興味のある子供が多く、日本の文化について聞かれたり、私自身のことや好きな洋楽について質問されたりと、とにかくたくさん話しました。

 

 

 

ミニ授業では、まず日本の四季を取り上げました。
 
少し緊張もあり、私の英語は目茶苦茶だったと思いますが、子供たちはみな真剣なまなざしで聞いてくれ、中でもフィリピンにはない冬、雪への関心が強いようで、スノボの写真を見せるととても喜んでくれました。

 

 

また、日本語の挨拶や体の部位の名前を教えました。
 
その時に、ひらがなを書くことに意欲がある子が多く、自分の名前をどう書くのか教えてと集まってきました。
 
一斉に皆に囲まれたので、私のサイン会のような状態になって驚いたけど、それほど積極的に日本語を学ぼうとしてくれたことが非常に嬉しかったです。

 

 

 

最終日には、子供たちがサプライズで私のお別れ会を開いてくれました。ジュースやケーキ、料理を用意してくれたり、日本語の歌を歌ってくれたり、メッセージを読んでくれたり。

 

とても感動しましたが、初日に私が好きと言ったTaylor Swiftの”You Belong With Me”をギター弾き語りで歌ってくれた時、ついに涙をこらえることができませんでした。

 

 

子供たちが私のために自主的に動いてやってくれているという時点で本当に嬉しかったのですが、歌声を聴きながら、初日からたくさんお話したことを思い出したり、一人ひとりの顔を見ていたりしたら、ものすごく寂しい気持ちになり涙が流れました。

 

素敵な愛情を持った子供たちに出会うことができてよかったです。

 

 

 

この一週間、自分の語学面での成長を目的にセブに行くことを決めましたが、それだけではなく、相手を思いやってコミュニケーションをとる大切さを学ぶことができました。

 

これには言語の壁など関係ありません。
 
これから英語の勉強を続けていく中で、英語を話すことへの不安を持つ前に、相手を思いやり伝え聴くことを心掛けようと思います。

 

そうすれば、お互いが気持ちをしっかり分かち合うことができて会話も弾み、もっともっと英語を話すことができるようになるのではないかと考えました。
 
 

私にとってこの一週間の小学校インターンシップは非常に濃厚で貴重な時間となりました。
 
 

2015年8月9日~16日
 
 

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