フィリピンの女性のイメージ

管理職の60%が女性

フィリピンでは企業や行政施設の管理職の多くを女性が占めていてその割合はなんと60%。
日本の女性管理職率10%に比べるとフィリピンの女性の活躍と女性社会だと言うことが良くわかります。

銀行や郵便局で管理職用のデスクに座りマネジメントを行っているのはほぼ女性。
スーパーマーケットやレストランでは女性店員が男性に色々と指示を出しています。

小学校や高校、語学学校の先生の95%が女性。
医師も女性が多いです。

フィリピンは女性が社会を支えていると言っても過言ではありません。

男女格差のない社会

世界経済フォーラムが発表した世界男女格差報告書2021年版によると、フィリピンの男女平等度はアジアで1位、世界で17位と言う優れた結果でした。
(日本は120位)

特に教育、健康、寿命のカテゴリーでの男女格差がなく、その分野ではフィリピンは何と世界No1。

フィリピン人女性は男性と比較しても劣ることのない教養を身に付けている、
一般的に男性の方が高い教育を受けている世界各国の中では極めて珍しいことです。

知性や人間性、教養が選考基準となるミスユニバースでもフィリピン女性は毎年活躍していて、2015年のミスユニバース世界大会ではフィリピン人が優勝しました。

家庭でも強いのは女性

女性上位の社会文化は企業だけのことではなく、家庭でも子どもの教育、仕事、収入など大切なことを決めるのは奥さんの役目で旦那さんはそれに従うのが一般的。

フィリピンは女性の人口が特に多い訳ではないんです。
女性社会はフィリピンのひとつの文化なのですが、日本人の目から見ると男性が女性に依存して生きているように映ります。

多くの男性が自立できずに人に頼って生きています。
これは社会に出て稼ぎ家族を養うのは女性の役割
と言う文化がフィリピンにあるから。

子ども社会も女の子上位

ある日本の小学校の先生に聞いたところ日本人の子供の場合、小学校高学年ぐらいからなんとなく女の子は男の子を立てる、と言った行動が増えてくるそうです。

フィリピンではまったくそのようなことはなく、例えば小学校低学年の女の子が高学年の男の子に向かって指示するなんて当たり前の光景。
掃除しろ、とか、それ持ってきて、とか。
男の子の方はブツブツ言いながら女の子に従います。

私たちがボランティアで小学校やスラム地区に行くと前に出て来て話しかけてくるのはたいていが女の子。

ゲームやダンスをするときも仕切るのは女の子。

男の子は一歩も二歩も下がって私たちの様子を見ています。

フィリピンは2014年、人口が1億人を突破し右肩上がりに増え続けています。
今後、教育環境に恵まれた女性が益々多くなると言うことは、数年後、数十年後のフィリピンがとても楽しみになって来ます。

フィリピンに来れば、ジェンダーギャップのない社会を知ることができます。

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