フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

りな 北海道科学大学
 
今回参加した理由として、テレビや講義でしか知らなかった貧困の地域のくらしを実際に自分の目で見て知る、を目的に一人で参加しました。
 
 
昔から興味はあったけど、可哀想だなとかメディアで知った情報でしか考えてなくて、そんな中で迎えたボランティア1日目。
 
まず子どもたちの積極性と明るさが自分の想像してたのをはるかに超えてきて驚いたのが第一印象でした。
 
 
初めは、「なんでこんな貧困な環境でこんなにも笑顔で楽しそうなのだろう?」って疑問でした。
 
そこから4日間色々なスラムやゴミ山、小学校をまわってまず自分はボランティアに参加するまでスラムがこんなに町の近く、海の近く、とか分かれていることすら知らなかったしその場所によって仕事の量とか収入の量とかが変わってくるのも知らなくて、その初歩的な所から学びになりました。
 
 
 
スラムをいくつかまわっている時、自分はテレビも何もない環境だと勝手に想像していたけれどテレビもあったり、住んでいる人が明るかった。
 
スラムの景色になれてきていた2日目とかは割と住みやすそうなんだなとか思っていた。
 
 
けど、3日目のビンをリサイクルして生活している場所を見たとき、匂いもするし今まで見た場所と住んでいる環境も桁違いに悪くてショックを受けました。
 
そしてその日の午後、ゴミ山に行ってますます「本当に住んでいるの?」って疑ってしまった。
 
それでもそこに住んでいる人からすれば匂いの元となるゴミは生活のための仕事になるし、そこが彼らの生活の場であるんだよなって帰ってから考え直して、その日から人それぞれの幸せのありかたってなんだろうと考えるようになりました。
 
 
 
インタビューをすれば「家族でいれれば幸せ」だと言っていたり、逆に困っていることを聞いても”貧困”という解答がなかったり。
 
スラムの子たちはしっかり夢を持っていたり、自分より年下の子がしっかりしていて小さい子の面倒をみていたり。
 
 
日本という恵まれた国で自分の頑張り次第でどんな夢でも叶う、選択肢のある国にいる方が甘えていることに気づきました。
 

すぐ辛いだとか幸せになりたいだとか言っていた自分が馬鹿らしく感じて、本当にご飯が普通に食べられる環境にいることがどれだけ幸せなことなのかを痛感しました。
 
 
同時に自分の無力さも感じて、人を助けたいだとか言っていたけどまずは自分がしっかりしなければと思いました。
 
 
 
今回絶対に普通に生きているだけじゃ見られなかった景色を見させてもらって、参加する前より考え方も物の見方も変わりました。
 
今の自分には見たもの感じたことを周りに伝えていくことしかできないけど、シェアしていこうと思います。
 
このボランティアに参加したことは一生の宝物です。

 
 
 

2019年2月14日~20日
 
 
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