フィリピンの子どもが教えてくれた本当の幸せ

フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

りほ 関西学院大学
 
この1週間、毎日が本当に濃くてあっという間の時間だった。
 
終わって欲しくないといつも、1日の終わり思った。
 
 
私は昔から、一度は発展途上の国を訪れて、今の本当の現状を自分の目で見ていろんなことを学んで知りたいと思っていた。
しかし、忙しくすぎていく日々の中でなかなか挑戦できていない自分がいた。
 
 
去年、とても身近にいた祖母が他界し、初めて人の死に対する疑問や生きるとはどういう事であるのかを真剣に考えるようになった。
自分自身、毎日毎日をただこなしていくだけで、一体何が幸せで何を目的に生きていくのかがわからないと思ってしまうこともあった。
 
 
祖母の体験をきっかけに、このまま今のまま生きているだけではいけないと強く思った事、また将来は人を幸せにすることのできる仕事に就きたいと考える中で幸せとは一体なんなのか、自分なりの答えが出せればなと思ってグローリアセブに参加させていただいた。
 
 
ぬくぬくと日本で育ってきた私にとって、この1週間は驚きと戸惑いとでいっぱいだった。
 
 
中高6年間キリスト教の学校であったので、人を思いやる心やボランティアの精神を持つ事の大切さは学んできたつもりでいた。
でも、フィリピンに来て貧困地域をいろいろ回らせてもらって、一人一人が支えあって生きている姿を見たら今までの自分はなんだったのか思い知らされた。
 
たとえ、環境が悪くともそんなことを感じさせないくらいたくましく強く活き活きと生活していて、行く前に正直、貧困地域をかわいそうだと思ってみていた自分が恥ずかしくなった。
 
 
心から素直で、皆明確な将来の夢をもっていて、とても愛おしくてすごいと思った。
 
日本にいれば小さいときは生活に対してそんなに不安もなく将来のことなど何も考えていないに等しいけれど、フィリピンの子達はしっかり考えていて理由も明確で目をキラキラさせて、夢を教えてくれる姿に涙がでそうになってしまうことも多くあった。
 
 
ご飯を食べる時、遊ぶ時、何をするにも皆、自分のことだけではなく、友達、兄弟、家族のことを想って分け合うこと、そして、協力し合う姿は本物であると心から感じた。
 
とても温かい空間であったし、とても居心地が良かった。
 
日本にいた自分の心は冷え切っていたように思えた。
 
 
 
今回、当たり前のことを当たり前と思ってはいけない本当の意味を知れたと思う。
また、幸せの価値は本当に誰にも測れないし、お金だけが全てではないと思い知った。
 
人と人の本当の意味で繋がる事の大切さをみに染みて感じられたように思う。
 
 
ただ貧困である事実は変わらないし、環境をどうにかしてあげたいと思ったのも正直なところで、衛生上良くない事、知らないこともたくさんあると思うし力になれることは力になりたいと強く心から思った。
 
今の自分の力ではどうにもできないことが心苦しいですが、日本に帰ってから私も沢山勉強して、考えて、少しでも力になれるよう努力していきたいと思う。
 
 
今回、貴重な経験をさせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいだ。

 
2019年8月
 

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