フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

結子 山口県立大学
 
セブでのボランティアに参加して一番感じたことは、大人も子どもも明るくて元気だということです。
私たち日本人にはない温かみもありました。
 
 

私は中学生くらいの頃から途上国や貧困層の方、環境問題について話し合ったり考えたりする機会があり、自分たちとは全然違う生活をしている人が世界に大勢いることを知りました。
 

その頃から自分にできることはあるか考えていて、実際に自分にできることをされている方のお話を聴いたり、JICAにインターンシップに行かせてもらったりしました。
 

そしてその中で思ったことは、途上国や貧困層の方は私が思っている以上に前向きに生きているのかもしれないということです。
それを今回確認できた様な気がします。
 
 
 

私には知り得ない大変なことが沢山あるだろうに、それを見せず笑顔で明るく前向きに!生きていて、接して下さって、本当に心から尊敬します。
 

また、セブに行く前はボランティアとして行くという気持ちがあり、どこか上から目線だった自分がいたことにも気付きました。
すごく恥ずかしいことだしセブの方に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 
 

1日目に子どもたちと実際に関わって自分の方が元気をもらったし、彼らの明るさを見て頑張ろう!と思うことができました。
 

その後も沢山の子供達と触れ合い、色々な境遇にいる子がいましたが、その誰もがすごく元気だし、助け合いの心を持っていて、好奇心旺盛、積極的で、圧倒されました。
 
 

言語が違って、言葉が通じなくてもこんなにお互いに笑顔になれるんだな、と実感することもできました。
 
 

私は英語があまり話せないので初めはすごく心配しましたが、「全然不安に思うことなんてないよ!!!」と初日の自分に言ってあげたいくらいです。
 

話そうとか、楽しもう、という気持ちがあれば誰とだって仲良くなれるものだなと強く感じました。
 
 
 

スラムやゴミ山に行ってみて、自分が想像していた以上に生活感があって驚きました。
スラムでは扇風機やテレビもあって床もしっかりしているものでした。
 
正直、初めは住めない、住むところ…?
と思っていましたが家庭訪問で中に入らせていただいて、中にいたらちゃんと住む家だと思えました。
 

本を並べただけに見える廊下(家と家の間)も、すごくしっかりしていて普通に歩けたのでびっくりです。
 
 
 

また、スラムにもゴミが落ちていて、海の上がゴミで埋まっているのにも驚きでした。
 
アメをあげた後とかに、ゴミがでたら道にポイッと捨てる子どもを見て言葉がありませんでした。
 
 
でもその子たちにとってはそれが当たり前なんだな、と思うと私の当たり前って本当は違う…?という思いになり、当たり前はあるようでないんだということが分かりました。
 

固定概念をあまり強く持たずにいることが大切なんだなと思います。
 
 
 
ゴミ山でも家がちゃんとあり、中には入っていないですが人が住んでいるのが分かる感じでした。
ゴミ山は映像や写真で見るのよりも衝撃を受けましたが、“嫌”だとは感じませんでした。
 

それはそこにいる方たちが笑顔で受け入れて下さったからだろうな、と思います。
 

どんな環境におかれても笑顔で居られるフィリピン人、心からすごいと思います。
私もそんな風になりたい。
 
 
 

思ったこと、感じたこと、考えたこと、経験、体験したことが沢山あって、文章がまとまりきらないし、ここに書ききれまれせんが、今回グローリアセブに参加して本当に良かったです。

すごく良い経験になりました。
 
 

日本にこのことをきちんと持ちかえって、伝えていきたいです。
約1週間、関わって下さった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

 
 
 

2018年8月30日~9月5日