フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
もえ 亜細亜大学
以前から海外ボランティアに興味があり、今回機会があったので参加させていただきました。
私は留学経験がありましたので海外に抵抗はありませんでしたが、ボランティア活動は初めてでしたので、どうなるのだろうという不安がたくさんありました。
不安がある中で迎えた初日の活動では、初対面にも関わらずニコニコの笑顔で全力で私たちに遊んで!と向かってくる子供たちにとにかく圧倒されてしまいました。
自分が子供頃、こんなに激しく遊んだことがあるのかと思うくらいにみんな元気でした。
翌日以降の活動も、子供たちのエネルギーに、私はヘトヘトでしたが、ずっと笑顔で楽しそうにしていて、とても素敵だなと思いました。
1週間という短い期間でしたが、初めてのボランティア活動で驚いたことや学んだことが大きく3つあります。
1つ目は、子供たちがスマホの扱いに慣れていることに驚きました。
ここ数年でボランティアとして訪れた人のスマホを毎回触っているから慣れているのかなと思いました。
しかしフェイスブックのアカウントを持っている子供たちもいました。
インターネットとは無縁の生活をしているのかと思いきや、意外とインターネットは普及しているらしく、生活感とのギャップにとても驚きました。
2つ目は、バンコクのスラムや貧困層の暮らしぶりが似ていたことに驚きました。
以前留学していたタイ・バンコクは、ここ数年で物凄い勢いで発展してきました。
しかし、バンコク市内にもまだまだスラムはたくさんあります。
ショッピングモールの片隅で手作りの物や食料を売っていることや道路で水を売っていること、犬がたくさん歩いているところなど、同じ東南アジアといえど、こんなに似ているものなのかと、とても驚きました。
3つ目は支援するだけではダメだということを学びました。
斉藤さんのお話の中で、物質的な支援や新しい施設を建てることなどを日本が積極的に行ったところで、教育をしていかないとスラムなどの貧困地域の未来はあまり変わらないことを知りました。
そのために必要な教育を実施していくためには、フィリピン国民ひとりひとりの意識改革が必要で、すぐにはできることではありません。
根気強く、長く教育の支援をしていくことが必要なのだなと思いました。
今回のグローリアセブでのボランティア経験は、自分の将来のことを考える上でとても良い機会となりました。
今後、教育という支援をこれからどのようにすべきなのかを考えていこうと思います。
出会った子供たちの笑顔は一生の宝物です。
今回、機会をくださったグローリアセブの斉藤さんはじめ、現地スタッフやインターンスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
2019年9月