フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談
萌 関西学院大学2年
グローリアセブのボランティア活動に参加できて本当に良かったです。
はじめは国際支援や貧困に興味があるからという理由で申し込みました。
これは本当にその通りで、それに加えて現地に行き自分の目でみたいと思いました。
海外に1人で来るのは初めてで、さらにボランティアに参加するのも初めてで正直不安だらけでした。
ボランティア初日は山岳地域の貧困地区を訪問しました。
着いてすぐに目に入ったのは、子供達が、バスケットボールですごく楽しそうにそして真剣に遊んでいる様子でした。
初日というのもあり少し緊張していて、子供に何て声をかけたりいんだろうと考えていたら、そんな緊張もかき消すかのようにとても元気に挨拶をしてくれました。
10歳以上も年下の子供にまずは私から挨拶するべきだったなと情けない気持ちになったと同時に、すごく元気付けられました。
ボランティアに来る前までは自分が子供たちに元気を与えたいと思っていましたが、初日から逆に私が元気づけられるということになりました。
勝手に貧しい環境にいる子供たちは元気がないと思い込んでいました。
現地での最初の学びになりました。
次の日の家庭訪問では実際に家の中に入りインタビューを行いました。
子供達に共通していたことは、みんな素敵な夢をもっているということでした。
家庭の手伝いもしながら夢をかなえるために学校に通い勉強をして、私よりも何倍も大人でかっこいいと思いました。
ここで知ったことはみんながみんな学校に通えるわけでではなく、親が自分の子供から優秀な子を選んでその子だけが学校に通えいるということでした。
でも子供から学校に通えなくても家族といられることが幸せということを聞きました。
この時、自分がどれだけ、恵まれた環境にいるのかを改めて考えさせられました。
ボランティア4日目はごみ山に行きました。
行ってすぐは虫ばかりに気をとられていて全く周りを見れていませんでした。
それでも気づいた時には、子供達のパワフルさに吸い込まれたかのようにその場になじめていました。
ここでも私は子供達に元気をもらいました。
このボランティアの約一週間を通して、すぐに落ち込んでしまう私の性格だったり、これからの生き方が変わっていくと思いました。
小さいことで悩むのではなくて、もっと笑おうと思いました。
ボランティアで変えられたのは私の方でした。
これから人生の中で様々な困難にぶつかると思います。
そんな時私はきっと子供達の笑顔にまた助けられるんだろうと思います。
出会った1人1人の中に私の記憶が少しでも残っていてくれたら嬉しいです。
グローリアセブに参加して本当によかったです。
これからも前を向いて頑張ります。
2022年8月
▹子どもたちと交流する「春休み・夏休みソーシャルボランティア」を見てみる