蓮仁 京都橘大学3年

私がセブ島でのボランティアに参加した理由は、スラムやゴミ山で生活する人々がどのような生活を送っているのか、そこが一体どのような環境なのかを自分の目で確かめたいと思ったからです。

スラムやゴミ山を日本で目にすることは難しく、故に写真や動画でその様子を伺うことはできても、そこに暮らす人々の本当の姿までは知り得ないと思い参加しました。

スラムを訪問して一番に感じたことは、子ども達の元気の良さです。

みんな眩しいくらいの笑顔と元気で初めて会う私たちを受け入れてくれたことがとても印象に残っています。

もっと警戒されると思っていました。

スラムの子ども達の生活は私たちの生活とは全くと言っていいほど違うものです。

遊ぶものはもちろん、衣服や食料すらまともにない状況が多く、物質的な豊かさはゼロに近いと感じました。

私たち日本人は、持っているものやどこに行ったかなど目に見えるもので幸せを測ろうとするけれど、本当の幸せはものではなく、自分の心次第であると彼らの姿から教わりました。

スラムを訪問できたことは私の中でとても貴重な経験になったと同時に、世界が抱えている問題の大きさに気付かされました。

現状の私にできることは少なく、どうすれば貧困を減らすことっができるかわかりません。

これからの生活の中で自分には何ができるのか、真剣に向き合っていきたいと思います。  

2024年2月

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