伶依 立教大学2年

今回、私は2回目のボランティア参加でした。

1回目の参加であった去年の9月には、実際にスラムなどの貧困地域に訪問してみて多くの新たな発見があり、フィリピンに来るまでの想像と現実のギャップを感じました。

今回参加してみて、初回と共通していたことは、ボランティアとして子供たちと遊ぶことでこちらも子供たちからエネルギーをたくさんもらえたという ことです。

小学校や墓地スラム、ごみ山などを巡ってきましたがどこの子供たちからもエネルギーをもらうことができました。

たとえお金がなくても、鬼ごっこをしたりして自分たちで創意工夫をしながら楽しく生活している姿を見て本当いいろんな幸せの形があるんだということを改めて感じました。

また、2回目の参加で嬉しかったことは、1回目の参加の時に顔を覚えてくれていた子がいたことです。

目が合うとすぐに「戻ってきたの?」と言ってくれたのがとても印象に残っています。

子供たちと遊んでいると「次はいつ来るの?」 と聞かれることも多かったので2回目の参加をして良かったと心から思いました。

今回の経験は思い出としてだけでなく私の将来にもつなげたいと考えています。

2回の経験を通して感じたことは、貧困問題は社会のシステムに大きく関わっているということです。

斉藤さんのお話にもあったように環境の面から考えるとごみ山をなくして焼却施設を作る方が良いけれど それを実行してしまうとスカベンジャーとして収入を得ていた人たちの生活は苦しくなってしまいます。

私は経営学を学んでいるので、将来は人にも環境にも優しいサステナブルビジネスに関わるような仕事に就きたいと思うようになりました。

国の社会構造を変えるのは非常に難しいことですが、発展途上国への援助を行っている企業は多く存在していると思うので、将来はそういった取組を行う団体の一部になりたいと考えています。

1回目の参加の時には、新しい発見や文化の違いに圧倒されるばかりで、将来につなげたいなと抽象的に考えるばかりでしたが、今回の参加によって、より将来のビジョンが明確になったように感じます。

今回学んだことは、日本に帰ってから家族や友人に伝え、自分の中でもより学びが深まるようにしたいと思います。

2024年3月

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