ちなつ 徳島文理大学1年

フィリピンのボランティアに参加する前は、貧困地域にいる子どもたちを助けてあげたい、何か自分ができることがないか、と強く思っていたけれど、実際にボランティアに参加してみて、テレビやネットで見ていた情報や写真だけでは知ることができなかった現実に驚きました。

私は最初、貧困地域に住んでいる方々はみんな今の生活に満足できずに暮らしているのかなという勝手な偏見を持っていました。

でも実際はそうではなく、みんな明るく社交的で笑顔がとても輝いていました。

そして、家庭訪問時に質問をした際に、悩みや不安事が無いという方がいたり、悩み事があってもパッとすぐには出てこない様子がみられました。

「もしお金持ちなら何がしたい?」という質問に対して「貧しい人たちを助けたい」「親がいない子供達を助けたい」「自分の親に何か買ってあげたい」と答える子どもたちがほとんどで衝撃を受けました。

私なら自分の好きなものを買いたいと答えると思います。

自分のためでなく人のためにお金を使いたいと答えた子どもたちは「本当は自分のことでいっぱいいっぱいになってしまうけれど、心の中ではみんなを助けてあげたいと思っている」と言っていて、その回答から貧困地域に住んでいる子供達は、とても温かくて純粋な心を持っている子が多いたと感じました。

日本にいると常に自分の理想を追いすぎてしまって辛くなってしまうことが多いけれど、フィリピンの子供達は今の現状や今の生活に満足していて、私の中での考え方が変わりフィリピンの方々から多くのことを学ぶことができました。

私は将来、養護教論免許、心理カウンセラーの資格取得を目指していて、学校教育に関わる仕事をしたいと考えています。

日本だけでなく海外(貧困地域)の子供達について学ぶことができた今回の経験はとても貴重な時間だったと思います。

その学んだ事を自分の将来に活かしていきたいと思いました。

2024年9月

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