りょうすけ 神戸大学 3年
ボランティア活動を通して僕が一番感じたのは、「貧しいか貧しくないかは紙一重なのに、この差はとても大きい」ということです。
生まれる国や家族は、運で決まると思います。
それなのに、僕たちのように不自由なく生活できる人と、スラムのように勉強も満足にできず、不衛生な環境で親もいない中、生活を送る人に分けられてしまう。
この不合理さに違和感を覚えたことが、この一週間で得られた最も大きいものだったと思います。
やはり日本で貧しいとされる人の生活を見ても、子供はほとんどがスマートフォンを持っているし、服装も他と比べて普通で、ペンもノートもある環境でした。
しかし、スラムの子供はスマートフォンはもっての外、服を着ていなかったり、ペンやノートを懇願するなど、本当に極貧でした。
中でも、水上スラムにおける男の子の「日本人になりたい。」という言葉は強裂で、「僕たちは優秀だから、何かを勝ち取ったから日本に住みでいるんじゃない。
ただ運が良かったから。
でもそのほんの僅かな差でここまで生活に差があるのか」と感じられるきっかけになりました。
最後に、僕がグローリアセブのボランティア活動に参加したのは、世界の貧困を知り、自分の考えを刷新することでした。
上記の内容からこのことは十分に達成された僕は感じています。
生まれた時の“運”という「小さな差」が「大きな差」にならないためにも、僕は人生をかけてこの目標に向けて頑張ります。
2024年9月
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