ゆずき 中村学園大学1年
グローリアセブのボランティアに参加する前まで、私は貧困の知識は教科書でしか見たことがなく詳しい情報がない状態で参加しました。
実際に自分の目と足で貧困の現状を知り圧倒されました。
世間が知っているセブ島は観光地として有名ですが、一方で一歩道をはずれると深刻な貧困が広がっていました。
1週間を通して特に衝激を受けたのはゴミ山でゴミを売って生活をしている人たちの姿でした。
私が想像している景色とは比べ物にならない劣悪な環境で、悪臭が立ち、ハエも多く衛生環境はとても悪かったです。
しかし、その中でも元気で笑顔が素敵な子ども達が遊んでいました。
ゴミ山の子どもたちの笑顔を見るとその明るさに逆に胸を締めつけるようになりました。
また、基地スラムでは家がない人々が墓石の上や隙間に住み、日常生活を送っていることを初めて知り、信じられないと思いましたが、子ども達にとっては日常なことを感じました。
この経験を通して、私は貧困についてもっと深く知りたいと考えるようになりました。
家があって学校に通えている。
清潔な水や食べ物があることが世界のすべての子どもたちにとって当たり前ではなかった。
日本では日常生活の中で貧困について考える機会が少ないけれど、実際に現地で生活を目にすると、その問題をより深刻に実感しました。
ボランティアが終わって私は子ども達の笑顔が忘れられません。
この1週間で子ども達の生活や貧困を変えることはできないかもしれないけれど、私にできることを考える続けることも大切だと思います。
まずは家族や友達に現状を伝えて1人でも多くの人に貧困問題を知ってもらう発信していくことが今すぐできることだと考えました。
そして世界の貧困の現実を伝えないといけないと思いました。
私は自分の価値観が大きく変わりました。
モノにあふれた便利な生活を送ることが幸せではなく、どんな環境でも前向きに考えて小さな幸せを見つけていきます。
それと同時に恵まれている環境に感謝をします。
そしてセブ島だけではなく世界にはまだまだ支援を必要としている人々がたくさんいること忘れずに生活していきます。
今回参加するまでスラムなどへ行くことは不安でしたが、斉藤さんやインターン生、通訳さんのおかげで安心して学ぶことができました。
2025.03.26
ボランティア参加者 募集中!
▹子どもたちと交流する「春休み・夏休みソーシャルボランティア」を見てみる