なずな 都留文科大学

1週間のボランティアプログラムに参加できて良かったです。

私はずっとフィリピンについて考える際、「貧しさを貧しさで終わらせない」ために何ができるかということを1番に頭においていました。

3年前、マニラで1ヶ月留学した時も、先日マニラに行った時も感じたのは貧しさと隣り合わせで生きる生活のなかにも見える、底抜けの明るさ、笑顔、力強さと助け合いの気持ちにあふれる人々のあたたかさでした。

スカベンジャーやストリートベンダーについて特に知りたくてフィリピンに来ましたが、実際にスラムに入り、現地の人々や子どもたちの話を聞いて、貧しいことを憂うのではなく高い目標を胸に生きたり、目の前の生活に感謝したりしている姿が印象に残りました。

 

だからこそ、彼らを取り巻く教育制度と支援の拡充や外部支援団体とのかかわり、行政や国際のNGOがどのように向き合うべきなのかという構造上な問題に目が向くようになりました。

また、日本と比較して職業選択の自由度が圧倒的に小さく、学ぶ意欲、働く意欲、生きる意欲をフィリピン社会全体が閉ざしているようにも感じられて、フィリピンの人々の生活戦略や人生の設計図の描き方についてより詳しく聞いてみたいと思いました。

 

自分の視野の変化にも気がつくことができたし、何より人種、国籍、年齢、立場など全く関係なく優しさと明るさをふるまえるフィリピンの方々により惹かれた1週間でした。

参加できて本当に良かったです!

同時期に参加したメンバーにも恵まれ、インターンの2人(まいのちゃん、あやかちゃん)には特にお世話になりました。

自分自身についてもよくみつめなおすきっかけにもなりました。

2025.08.20

 

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