ありさ 金沢大学4年

・墓地のスラム、山村地域
まず、墓地で暮らしているということが驚きでした。

知らない人の墓をベッドの代わりにして寝ているということや、家も屋根と格子があるだけで、雨は防げるけど風邪は防げないし、別にもう一部屋くらい奥にあったかもしれないけど、「ここが家!?」と正直思ったくらい衝撃でした。

また、「 墓地には仕事がある」という話も日本の水準では無い考え方で線香や菓子や供える花を売ることを生業にして生計を立てている人がいるフィリピンだからこその話だと感じました。

日本だと物を単品で売って生計を立てている人はほぼいない(自営業のハンドメイドショップなどを除いて)と思うけど、フィリピンだと、水やほうき、アクセサリーなどを単品で売って、生計を立てている貧困層の人達が多いのかと思って、「仕事」という言葉の概念がだいぶ違う感覚がしました。


墓地の話に戻ると、墓地の子供たちの家を見せてもらって、あんなにも過酷な環境なのに子供たちが元気で、すごいなと思いました。

その後、山奥で暮らす人々の方へ行って、「山は仕事がないけど静かで暮らしやすい」とあった通り、墓地より遊び場があるし、のどかだなと感じて、実際私が墓地の子供たちと遊んだ時は喧嘩で泣いている子供がいたり、一部の子供同士の絡み方、言い方がちょっと強い雰囲気を感じたりしたけれど、山の子供たちの方は子供同士みんな仲がいいように見えて、住環境の豊かさとかが子供の心に影響を与えているのではないかと思いました。


・川の上のスラム
3 日目、4日目と家庭訪問を通じて色々な質問をする機会があり、有難かったです。

「学校からドロップアウトする子が3割いて、親の家業をつぐ。子ども自身は親孝行として誇りを感じているから一概に可哀想と思うのは違う」という話があったので、そこについて聞いてみたときの子供たちの答えが印象的でした。

訪問した子が全員、将来の夢を持っていて、理由もちゃんとって、その一方で親の仕事を継ごうと思ったことがないかという質問に対して、今のままの親と同じ仕事をすると、同じ生活水準を将来自分が家族に提供することになる。

それが怖いから継ぎたいと思わない。と言っていて、フィリピンの子供たちはとても家族思いだと思ったし、「怖い」という表現を使っていたのがすごくリアルだなと感じて強く印象に残りました。


書くスペースがなくなってしまったけど、、ゴミ山もこの目で見られて実在することを実感できたというか、五感で感じられて本当に良かったと思ったし、色々な層のスラムの人々、子供たちの生活を見られて、貧困層とひと括りにされがちだけど実際には多層だと知れたし、どこも生活は苦しくてもとても元気な子供たちだと思ったり、目が合うとhelloと言ったり、笑顔で微笑んでくれるフィリピンの人達を見て、物質、生活的な裕福度と心の裕福度は別に存在しているのだと実感しました。

 

沢山動画、写真を撮ったので日本でも見返して思い出したいです。貴重な体験を沢山させてもらえて来て良かったです。

2026.03.04

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