フィリピン ソーシャルボランティア体験談

ゆかり 22歳 大学生

 

セブのボランティアに参加しようと思ったきっかけは、以前旅行でセブに来て貧困層の人々を目の当たりにして、何か自分にできることはないかと考えていたのと、観光では見れないようなフィリピンの社会を見たかったからです。

 

実際参加してみて、前回見れなかったような良い面をたくさん発見することができました。

 

 

一つ目は、経済的な貧しさ=心の貧しさではないということです。

貧しい人達は何かと日本人からお金を取ろうとしてくるから近づくな、と言う人がいるけれど、必ずしもそうではないことが分かりました。
 
特にゴミ山に行ったときに私の脚が汚いから洗ってあげると言ってくれた子は貧しいのに優しくてとても明るい子でした。

 

 

また経済的に豊かでなくても、みんな幸せそうで笑顔で暮らしていて、自分にとっての幸せが何なのか考えさせられました。

何か助けたいと思って来たのに子供達と遊んでいると逆に元気をもらいました。

 

 

二つ目に印象的だったのは、牧師のデービスさんの話です。

彼はビジョンが大事だ、お金は大した問題ではないと言っていました。

彼はスラム出身で過去に色々あったのに、今はスラムの人々を助け貢献していて、感銘を受けました。

 

どんな状況でも強い意志を持てば何でもできると勇気がわいてきました。

 

 

三つ目はローカルの生活を体験できたことです。

安いけどおいしい食べ物をアパートの近くのレストランや屋台で買った経験や地元の人とバスやバイクタクシーに乗った経験は、新鮮でとても楽しかったです。

 

 

 

一方で、改善すべきではないかと思う点も発見しました。

 

一つ目は劣悪な衛生環境です。

どんなに幸せそうに暮らしていても、悪臭のする川やゴミ山の側で暮らすことや狭すぎる家に住むことは、健康に悪影響を及ぼすとしか思えませんでした。

最低限の生活レベルは保障されるべきだと思うと同時に日本のそれの高さと自分が恵まれていることを再認識しました。

 

 

二つ目は産業(職)が不足していることです。

それによって子供が学校に行く意味を見出せず、ストリートチルドレンになっていくという話を聞いて、もどかしさを感じました。

 

一週間ですが、たくさんの貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

 

2016年2月11日~17日
 
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