フィリピン ソーシャルボランティア体験談

美佳 19歳 大学生

 
ソーシャルボランティアに参加する前に日本で今回訪れる場所について調べたり、グローリアセブのブログを見るなど、ある程度予習をしてから来ました。
それでも、やっぱりいざ活動が始まり、ロレガやゴミ山など様々な場所を訪れるたび、パソコンの画面を通して見るだけでは感じない様々な感情が沸いてきました。

 

想像していた以上の環境やそこで住む人々の姿に圧倒され、活動を1日終えるだけでも、すでに「2週間ぐらいいるんじゃないか!」と思うぐらい1日1日がとても濃い毎日でした。

 

 

見たのはゴミだらけの道や汚染した水の中を平気で裸足で歩く子供の姿や、ゴミの収集車がゴミをもってくると嫌がるかと思いきや、お金になる物を求めて車に飛び乗る子供、パンツもはがずに汚れた地面に座る子供、赤ちゃんを見せてお金をくださいという母親など、全てが衝撃的でした。

 

そんな生活を送る人々を見て思った事は、そんな生活がそこに住む人にとって当たり前となってしまっているということです。
当然、そんな大人達から生まれた子供達にとっても、それが当たり前となってしまいます。

 

 

今回一番考えさせられた事は、「人々にとっての本当の”幸せ”って何だろう?”支援”ってなんだろう?」ということです。

衛生面的にも金銭的にも決していい暮らしとは言えないですが、私が見たのは、そんな中でも家族や友達と笑って楽しそうに過す人々の姿でした。
貧困の基準はあるけれど、その人達が、毎日を笑って自分なりの幸せを感じながら過ごせることが大切なのかと気づかされました。

 

 

このソーシャルボランティアは学校で行っているボランティアと比べ、フリーの交流の時間が多く、自分達のやりたいこと(質問するなど)にチャレンジできる所がとてもいいと思いました。

ぜひまた参加したいです!!

 

2015年8月20日~9月2日