フィリピン ソーシャルボランティア体験談

由希 26歳 社会人

 

フィリピンのソーシャルボランティアに1か月間参加させて頂いて、日本にいたらできない貴重な体験を沢山させて頂きました。

1年位前から、自分の人生の中でのステップアップをしたくて英語が全然話せない中で自分がどれだけ頑張れるか挑戦してみたくて仕事を辞める決断をしセブに来ました。

 

 

退職してこの1ヶ月のボランティアを通して今まで見たことのない景色や人、生活環境に触れていろいろなことを考えることができました。1ヶ月は長いようで中身のつまったあっという間の日々でした。

 

 

私がセブに来たときの第一印象は ”都会だな“と思いました。

私の友達でセブに旅行で来たことのある子がいて、その子に今回のボランティアの話をしたときに” セブは観光地だったけどボランティアで何するの? “と言われて、私も初めてセブを歩いたときはその子と同じ感覚でいました。

 

表面的に見るときれいなところや便利が良いところがたくさんあるけど、少し奥に入るといわゆるスラム街があったり、ストリートチルドレンの子がいたりと貧富の差が激しい所だと思いました。

 

 

一番考えさせられたボランティア活動は、NPO団体の方とのロレガでの活動だったと思います。

ロレガに今後どのようになって欲しい、その為に私ができる事は何か、自分の考えだけでなく、同じボランティアのメンバーやNPOの方の意見を聞くことでさらに自分の中での視野も広がりました。

 

 

ボランティアに参加するまでは貧富の差は良くないもので便利な世界がベストだと思っていました。

しかしスラムに住む人々は、仕事がなかったり、学校に行けなかったり、家にシャワーがなかったり、住む家がせまくても”家族がいればそれだけでハッピーだよ“と笑顔で話しておられて、日本も20~30年前はこんな世の中だったのかなと思いました。

 

 

今回のボランティア活動を通じて、自分のあたり前が世界に出たときにあたり前じゃないということを学びました。

そして日本の良さ、便利がベストではない事、そして世の中で何にも変えがたい大切なものは家族であることを改めて感じました。

これを私に教えてくれたのはセブで出会った全ての方のおかげだと思います。

 

 

活動の時には、いつも現地の方や子供たちが笑顔で迎えてくれて、いつも明るいし、本当に優しいし、人のことを変に疑ったりしないし、人間の本来のあり方を教えてもらいました。

 

日本に帰ってから今回のセブでのボランティアのこと、写真やメモを使いながらたくさんの人に伝えようと思います。

こんなに素敵な人がいること伝えていろんな人に来てもらいたいなと思います。

 

そして自分に家族ができたときには必ずセブに一緒に来たいと思っています。自分の見た景色を一緒に見ていろんなことを感じて欲しいと思いました。

 

2015年2月13日~3月13日