フィリピン セブ 地域開発ボランティア体験談
大智 大学生
地域開発ボランティアで私が最も驚いたのはスラムの中にいる人々の目です。
スラムと言うと犯罪や麻薬が横行し社会に対して敵意を持っている、そのようなイメージでした。
たしかにそんな側面も実際あるのかもしれませんが、私が見たスラムの人々の目は優しさや明るさに満ちていてイメージとはかけ離れていました。
東京で通勤電車に乗っているサラリーマンの方がよっぽど死んだ目をしています。
実際に家庭訪問で伺った際に、今の生活に満足しているか?と質問すると満足していると答えていました。
地理的に食べ物に困ることはないため最低限生きていくことはできます。
では、そのような生活に満足しているスラムの人々に支援は必要ないのか?と言う問いが頭に浮かびました。
今まで私は、スラムに住んでいる人は現状から抜け出したい一心だと思っていましたが、実際彼らはスラムから抜け出したいとは思っていないことを知りました。
考えた結果、それはなぜならスラムの住人には選択肢がないから。
毎日の生活に精一杯でそれ以上を考える余裕がないのだと思います。
日本のように豊かな国では選択肢が多く個人はその選択肢を考慮して人生を決めることができます。
途上国のスラムでは食べることが第一で、それに合った生き方しか与えられていません。
そのような貧困層に選択肢を与えることが真の支援だと思いました。
その点、教育は多くの選択肢をあたえるのでとても有意義な支援だと思います。
そしてスラムの人々が我が子に教育を施せるようになるのが理想だと思います。
教育を施すにはお金が必要で、お金を得るには職が必要です。
しかし現状ではフィリピンに雇用機会は少なく多くの人が仕事に就けない状態です。
日本の企業がもっとフィリピンに進出し雇用機会をつくり、環境整備ができれば国際支援につながるので、今回の地域開発ボランティアで、私は将来このような仕事に就いていきたいと思いました。
2017年3月30日~4月4日
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