フィリピン セブ 地域開発ボランティア体験談
奈央 30歳 社会人
こんなにも多くの子どもたちと出会えて夢中になって遊んで体は疲れましたが、心はとても幸せな気持ちで満ちています。
今までいつくかの海外ボランティアに参加しましたが、こんなに現地の人たちと触れ合えるプログラムはありませんでした。
フィリピンの人たちの笑顔と暖かさは人の心を癒す力を持っています。
セブに来る前はスラムやストリートチルドレンの言葉から、どんなに悲惨な状況で暮らしているのか、喧嘩や物の奪い合いが頻繁に起こっているのではないか、と少し不安な気持ちもありました。
実際に来てみて海のスラムやゴミ集積場など環境がひどい場所も多かったですが、人々の表情は穏やかでした。
目が合うとにこっと笑顔で返してくれたり、すれ違うたびにHelloと声をかけてくれたり自然とこちらまで笑顔になるような。
これには驚きました。
幸せを計る物差しがこんなにも違うんだな。
幸せの感じ方について深く考えさせられました。
貧困=不幸とは一概には言えないと気付いた時間でした。
子どもたちに将来の夢を聞いた時、共通した返事は家族と言う返事でした。
家族を養いたい。
良い場所に引っ越しをさせたい。
家族と過ごす時間が幸せ。
誰一人自分だけを思って答える人がいなかったのは助け合い、人との絆を第一に考えているからことなんだろうと思います。
心が豊かなフィリピンの人に豊かな環境をつくる手助けが少しでもできるように今回のボランティア体験をできる限りたくさんの人に広めたいです。