フィリピン セブ ソーシャルボランティア体験談

亜弥 山口県立大学
 
グローリアセブのボランティアを通じてたくさんのことを学ぶことができました。
 
 

私は中学生の頃からNGOや青年海外協力隊などの活動に興味をもち始め、貧困層の人々の役にたてるような人々になりたいと思っていました。
 
 
大学生になり、「食・栄養」について学んでいく中で貧困層の人々を栄養の面からサポートしたいと思うようになり、セブ島のボランティアを見つけ参加しました。
 
 
 
今回のボランティアには、他のボランティアにはなかった「食糧配給」というものがあり、栄養について学んでいる私にとって食に少しでも関わりのあるボランティアだと感じ参加しました。
 
 
 

実際に参加してみて、実習以外の時間にもたくさんのことを見つけることができました。
 
 
栄養の面からみると、実習の時に訪れた場所では手足が細い人が多くみられたが、1日フリーだった日に訪れたショッピングモールでのお客さんは、大きい(太っている)人が多くみられたため、富裕層と貧困層で体格に差があることを実感しました。
 
 
 
また、実習で訪れた場所の人たちはお菓子を頻繁に食べており、野菜を食べるところをみることができなかったので、野菜など栄養素を含んでいるものを食べるべきだと感じました。
 
 
お菓子を摂取する時には、キシリトール含有のお菓子や日本の昆布のお菓子やじゃこやいりこ、スルメイカを代用することで歯が強くなり、虫歯になりにくい歯になるのではないかと思いました。
 
 

さらに、家庭訪問の際に野菜の調理方法について聞いた時に、野菜を油で揚げたり炒めたりと油を使った調理法だったため、蒸すや煮るなどの油を使わない調理法を教えてあげたいと思いました。
 
 
 

食事配給をしたことで見つけることができたことがありました。
 
食事配給をして子どもたちが綺麗に完食しておらず食べ残しが多いと感じました。
 
 
日本みたいに「食べ物を綺麗に残さず食べましょう」という文化がないのではないかと感じました。
しかし、栄養を少しでも体内に入れるためにはご飯を一粒残らず食べることが大切なのではないかと感じました。
 
 
食べ残したものを自分が使っていた手袋に入れたり、席を外して何処かに持って行く子もいました。
 
私はその光景を見て家族に分け与えたり、家族の分もとっているのかなと思いました。
 
 
 
また、食事配給だけでは人々の生活に一瞬潤いを与えるかもしれませんが、ずっと潤えないと感じました。
 
食事配給だけでなく、グローリアセブで行っている民芸品やろうそく作りなど人々が収入を得ることができる活動を一緒にしていくべきだと思いました。
 
 
 

栄養以外の面からみると都市部から外れたところに行けば行くほど、すぐ地面にゴミをポイ捨てする風景がみられました。
ポイ捨てすることなく、ゴミ箱を設置すればいいと思いましたが、現実はそう甘くはないんだろうなとも思い、複雑な想いでした。
 
 
 

実習で訪れた際に交流した子どもたちはみんな明るくて元気で人懐っこくてとても可愛かったです。
日本の子どもよりも本当に接しやすくてまた会いたいと思いました。
 
 

フィリピンの子どもたちは自分たちから質問やゲーム、マジックなどをたくさんしてくれて自分が励まされたり、疲れも吹っ飛んだりしました。
 
 
小さな子どもを小さい子どもが抱っこしたり一緒にご飯を食べたりと、お世話しているのを見て助け合いの精神が強くてみんな心が優しいと感じました。
 
お菓子を配っている時もまだもらっていない子を見つけたらその子のところまで届けたりしていて優しいと感じました。
 
 
 

この一週間のソーシャルボランティアを通じて、自分の日本の生活がどれだけ幸せなことなのかを改めて感じることができました。
 
 
フィリピンの人々は、「家族と共にいること・食べ物があること・歌が歌えること」が3つの幸せだと分かり、私は日本に帰ったらこれから悩みやストレスになることがあるかもしれませんがそんなものは小さいものだと感じて、また小さいこと(当たり前のこと)でも幸せに感じて生きていきたいです。
 
 
そしてまたフィリピンに来たいです。
 
 
 
今回のボランティアで撮った写真を見て子どもたちの笑顔を思い出して頑張りたいです。

 
 
 

2018年8月30日~9月5日
 
 
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