あかり 新潟県立大学 1年

一人で海外に来ることが初めてで、出発の日が近づくにつれて、私一人でたどり着けるのかなと不安な気持ちが増していきましたが、無事にたどり着けてよかったです。

スラムに行って現地の子供たちに会って言葉はうまく通じないけれど、身振り手振りや何かしらの方法で意思疎通ができたことが嬉しかったです。

この子たちとたくさん会話するために、私ももっと英語を上手くなりたいと思いました。

最初はドキドキで1週間は絶対あっという間だから満喫しようと思い、到着した日にお友達といろんな所へ行ったのですが、観光している時間よりも、次の日からのスラムの子供たちと触れ合う時間の方がすごく大切になりました。

旅行としての1週間でなく、海外ボランティアとしての1週間は観光だけでは絶対できない経験ばかりで、学んだこと、考えさせられたことも多く、すごく貴重で忘れられない思い出になりました。

現地の人々の生活の実態を知り、心の温かさに触れ、この1週間すごく居心地が良かったのはフィリピンの方の人間性が良いからではないかなと思いました。

タクシーに乗ったとき日本に行きたいですかと運転手に尋ねてみると、行きたいけれど、お金がないとおっしゃっていて返す言葉が見つからなかったです。

今回参加して1番感じたことは、ドキュメンタリーや人からの話で実態を知った気になっても、現地に実際に来て初めてわかることの方が多いということです。

スラムの子供たちはとても元気で外部から来た私たちのことをすぐ受け入れてくれて、帰りにI miss youと言ってくれたのですが、私こそみんなとのお別れが恋しくて、寂しい気持ちになりました。

最後の二日間、体調を崩してしまったのですが、ルームメイトがご飯を用意してくれたり、私の代わりに洗濯を取りに行ってくれたりして、スラムの子たちや現地の方、グローリアセブの方々、今回参加したボランティアのみんなの優しさに触れた1週間でした。

ここで学んだことを絶対無駄にしたくないので、日本に帰ってからも写真を見返して思い出しながら私に何ができるか考えていきたいと思っています。

2024年9月

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