ここね 京都産業大学2年
日本でただなんとなく起きて、テレビを見て、お腹が空いたら適当にご飯を食べて、寝て、気づいたら1週間終わっている。
このボランティアはそんな1週間とは全く違う時間になりました。
セブでのボランティアでいわゆる貧困層と呼ばれる主に子どもたち、その家族と関わりました。
そこでは今日の食事もままならない人、違法地帯で暮らしている人、ゴミ拾いで日々生活をやりくりしている人、大雨により洪水で家が潰れてしまう危険と日々隣り合わせの生活をしている人など沢山の人々と触れ合うことができ、毎日慣れない日々で驚きの連続でした。
私の当たり前が向こうでは当たり前ではないことに気付かされました。
スラムで暮らす人達への家庭訪問をした際に、「お金は人を幸せにするか?」という質問に対し、「今、家族とご飯を食べられている。
それだけで私たちは幸せ。」と話す子ども達の意見をきき自分の持っていたスラムで暮らす人達への考えが大きく変わるきっかけになりました。
「お父さん、お母さんが私たちの夢のために一生懸命働いてくれている。だから私は必ず夢を叶えられる」と言っていた10代の少女の意見をきき、私の学業や将来に対する考え、私を取り囲む環境、そして家族がその為に働いてくれているということに改めて気付かされました。
私が心の中で大事にしている言葉の一つに「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があります。
これはシスターの渡辺和子さんの名著のタイトルであり、今の場所を受け入れ、環境に奴隷になるのではなく、能動的に行動し、幸せを感じることが大切だという意味があると考えています。
まさにこの言葉のとおり、過酷な環境の中でも、家族とご飯を食べること、学校で学ぶこと、夢に向かって勉強すること、学校でのイベントやクリスマスなどの団欒など、それぞれが自分たちの幸せを見つけている。
そんな子どもたちや家族の姿を見て「安全な日本で生まれてよかった」と思うのではなく、もしかしたらセブのスラムで生まれていたかもしれない、はたまた戦争の国で生まれていたかもしれない、人は生まれる場所は選べません。
今の暮らしに生まれて良かったと言えるのは私の周りの人達の支えがあってこそだし、私が人生を選択し、そこで自分の居場所を見つける力があったからだとも考えます。
これからも自分の環境や周りの人たちへの感謝を忘れず、自分の夢や目標を持って主体的に動き、いつか周りに恩返しができるよう頑張ると同時に、一番は目の前の当たり前の幸せを噛みしめたいと思いました。
2026.02.18
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